ディズニーがからんでからは乱発模様のスター・ウォーズ・スピンオフ企画、こんどは若き日のハン・ソロ冒険譚ときた。今回の物語は時系列的にこのサーガのどこに位置するのだろうか。熱心なSWファンではない者としてはサッパリわからない。まあどちらにしても遠い遠い銀河系のかなたのお話。監督交代劇があって結局メガホンを取ったのは職人ロン・ハワード。
ハン・ソロにはオールデン・エアエンライク、「ヘイル・シーザー!」でのチャラいアクション俳優役。公開前からオリジナルとの違和感ばかりが報じられ、製作側もわざわざ“ハリソン・フォードが撮影に立ち会い納得した”などという情報を流す始末。たしかに最後までそれはぬぐえなかったけど、誰が演じても同じこと言われるんちゃうのとちょっと彼が気の毒にも。
あえて身もふたもない逆説的ツッコミを言わせてもらえば、ルークやレイア姫と出会ったあとの彼、つまりオリジナルのハン・ソロにはもっとクールな印象があって、今回のような大冒険を繰り広げた男にはまったく見えないんだけど。企画だけは進行させたけどどうもそのへんがうまくかみあわず、とりあえずロン・ハワードに丸投げした印象がなきにしもあらず。
それでも「ローグ・ワン」ほどではないにせよ、終始暗めのスクリーンがだんだんと“スター・ウォーズになっていく感じ”の心地良さや、戦闘場面でおなじみのテーマ曲が流れたときのタイミングは快感。おそらくマニアックなSWファンは、若きハン・ソロのちょっとした仕草や口グセ、そしてチューバッカとのやりとりに思わずニヤリとするような気がします。
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