いまさら“ロックとは何か?”なんていう問いかけには、限りなくテレくさいものを感じたものだから、あまり期待せずに観に行ったら、これがなかなか意外に面白くもうけもの感あり。音楽のみならず、文学・演劇・美術・写真…様々なジャンルで活躍する日本のクリエイターたち22名によるロック・ミュージックとの出会いと関わり。プロデューサーは立川直樹。
クリエイターごとのスペースには彼らが影響を受けたロック・アルバムのジャケットがならぶ。枚数に制限はないようで、10枚以上だったり逆にわずかだったり。布袋寅泰のスペースにはわずか2枚、それがデヴィッド・ボウイ「ステーション・トゥ・ステーション」とロキシー・ミュージックのデビュー盤だったのには、“同好の士”を感じて思わずニヤリとしてしまった。
とはいえ、その音楽的ルーツがすでに知られているミュージシャンによる展示よりも、他ジャンルのクリエイターによるそれのほうが、意外性を感じるものがけっこうあったりして興味深かった。もちろん彼ら自身による映像作品やフォト、衣装などの創作物もあわせてならんでいたけど、そこにロックを感じるのかどうかは観る側の受けとめかた次第だと思う。
切り口の面白さを味わうべきというか、展示物そのもののレア度はそれほど高くないはず。会期はこの週末いっぱいの7月1日(日)まで。このあと首都圏あるいは他エリアでの開催があるかどうかは不明。私はひとりでウロウロしたけど、この手の催しはロック好きばかり何人かで訪れて、いろいろとツッコミ合戦をくりひろげるほうが確実に面白いだろうなと感じました。
ログインしてコメントを確認・投稿する