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2018年04月29日20:16

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穴場と聖域 いつもと違うミナミの飲み食い探訪

裏なんば界隈を飲み歩いて、日本橋駅までの帰路に目につく気になる店が2軒。
これはいずれは入ってみなくちゃ・・・と思って、先日ようやく訪ねることができました。

1軒目はカレー屋さん。
カレー店好きの自分だから余計に興味津々だったのですが、味園ビルの隣で、堺筋が直ぐそこの雑居ビル二階にあるお店は入ってみれば、カレー屋というよりカフェバーのような設え。カウンター奥の棚には各種のボトルが並べられていて、メニューを見ても、ドリンクのみのBAR利用も出来るみたいだ。そもそも屋号の前にcafeと付いているし。もちろんカレー単品のみの注文も可。
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ここのカレーの特徴は「黒」と「赤」の二種ルー。もちろんルーは洋風ではなく、昨今大阪から流行りだしたスパイスメインのもの。黒は濃厚、赤は酸味を効かせた違いがある。このふたつを味わいたいた方のための「あいがけ」も用意されていて、もちろん自分もそれを注文。
フォト 黒は豚バラ、赤は鶏手羽元入り。
美味しい!これは期待通り表情(嬉しい) その深い辛みは、スパイス他の調味にかなり研究を重ねた感。ルーが少なそうに見えるけど、少しずつ味わいながら食べてみると、きっちり適量。うまいこと考えてるなあ。
その時に来られていたお客さん二人はいずれも常連っぽい方。そういう人を惹きつける穴場BAR的なところも魅力なのかも。

フォト〈 cafe 黒岩伽哩 〉12:00〜23:00 (火曜休)
http://kuroiwa-curry.com/
だけど自分とすれば、「黒」「赤」カレーというと、25年前に売っていたハウス(でしたっけ?)のレトルトなのですよねあせあせ あれ、美味しかったなぁ〜。復刻発売してくれないかな?


地下の日本橋駅。そこは難波からずっと続く地下街「なんばウォーク」の終点でもある。いや、起点というべきか?
その地下街の末端に在るので、嫌でも目につく居酒屋「初かすみ酒房」は奈良の宇陀市に在る酒蔵「久保本家」の直営店みたいだ。
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自分はここのお酒は「睡龍」という銘柄で知っていた。本格生酛造りというのが持ち味だけど、それよりも銘柄を地で行くようなグルグル巻きのラベルがユニーク。「初かすみ(霞)」というのも、そもそも元々の銘柄。

店はキッチンを取り囲むようなコの字形のカウンターだけ。それでも30人近くは入れるだろうか。
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メニューは、おでん、焼き物揚げ物、お造りと、典型的な「なんでもどうぞ」の居酒屋メニュー。
しかしその中で、やっぱりひときわの魅力を放つのがお酒の品揃え。
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はい。もちろん全品が久保本家のお酒。
ビールや酎ハイ類もあるにはあるけど、ここに来たからにはお酒を注文しないと!という磁力たっぷり。
自分が最初に頼んだのは「大和のどぶ」という辛口にごり酒。コクがたっぷり。
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次にお願いしたのは「清酒」とだけ書かれているのを一合。四段仕込みで、飲みやすい甘味。値段も安いし、いわゆる「普通酒」なのだろう。

それにしても、ちょっと目を見張らされたのは、カウンターに集合されているお客様方。見事に「おじさん」ばっかり!(笑) いや、自分もおじさん年代なのですが(笑)、いわゆる「普段着のおじさん達」である。それはまさに酒場の原風景。地上の裏なんば界隈がすっかり持て囃され、観光客や若者ばかりの華やいだ雰囲気になってしまい、立ち飲み屋でさえ「よそ行き飲み」の場と化している。
それがここでは、昔ながらのヤニ臭い(失礼!)風情が充満しているではないか。よくよく見ると全面喫煙化だし。スタッフ陣も見事にオバ・・・失礼(笑)「お姐さん」方ばかり。その、どこかぞんざいっぽい応対も昔風?あせあせ
この店こそまさに「オっちゃん達」最後の聖域なのかもしれません。

フォト〈 初かすみ酒房 〉9:00(!)〜22:00
http://walk.osaka-chikagai.jp/shops/detail.php?shopId=288

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