彼らのライブに接するのは心斎橋ジャニスでのオールスタンディング以来。「ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い」「プリンス論」…このところはリードボーカル西寺郷太による、80'sPOPS愛にあふれた著書にふれる機会のほうが多かったか。80年代ポップスの伝道師たる3人、そしてサポート・メンバー3人、そのひとりは日本一の“バックコーラスの歌姫”真城めぐみ。
メロディだけでなく、リズムパターン、ギターリフ、コーラスアレンジ…。いつかどこかで聴いたような楽曲が続いていく。けっして予想を裏切ることなく、思いどおりにこちらのツボを刺激されるような気持ちのいい感覚。ソウルにしてもファンクにしても、あくまでオリジナルの泥くささとは遠いところにある、80’sというフィルターを通したポップな隔世遺伝。
カバーは3曲。まずは「ヒューマン・ネイチャー(マイケル・ジャクソン)」、けっこう難しい曲だと思うけどやっぱりマイケル愛に勝るものなし。そして「ジャイヴ・トーキン(ビージーズ)」、70年代半ばの曲ながら、このノリがお気に入りなのかも。さらに「イフ・ユー・ワー・ゼア(アイズレー・ブラザーズ/ワム!〜シュガーベイブあの代表曲の元ネタと言われる曲)」をキッチリきめてました。
西寺郷太は京都出身。ふだんはもっとベッタリとした関西弁をしゃべっていると思うけど、ステージの上のMCではややライトな印象。泥くさい他の関西ミュージシャンたちとは一線を画す、みたいなスタンスが興味深く、それってまさに80's的ポップな感覚、などとちょっと強引な解釈をしてしまいました。とにかくこれからも80'sの楽しさを伝え続けてくれればと思っています。
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