生まれて初めてのプロレス「爆破マッチ」体験。
会場は、なんばの「エディオンアリーナ」第2競技場。
かつてここが「大阪府立体育会館」だった頃。自分が高校生時分の頃は新日本プロレスの興行にしょっちゅう足を運んだ思い出深き場所です。
プロレス観戦はそれ以来だ。
ゼロワンも観るのは初めて。もともとこの団体は橋本真也が立ち上げたのだけど、彼の死後は大谷晋二郎がそれを背負っている。
会場入りしてびっくりしたのは、その場内の暗さ!
同じ会場で催された新日の大会は、サムライテレビで観ると煌々と明るかったのに、この落差はなんやねん
リング上を照らすのは裸電球みたいなライトが数個。なんと貧乏くさい(失礼! だけど昔のアニメの『タイガーマスク』なんかだと、立派なユニットだったりしたのをなぜか憶えているが
)
2時開始なのに試合が既に行われているのにもびっくりした。
おかしいじゃないの
と、最後までその試合を見たら、どうやら若手同士の前座、いわゆる「第0試合」みたいだ。終わった後に改めて開場のアナウンスが。
こんなに暗くちゃ撮影は無理か?と諦めかけて、とりあえずセッティングしてみれば、意外に写るのでほっとする。
今回はフォーカスモードやホワイトバランスを変え、ISOも3200まで上げたのが功を奏して、シャッタースピードも稼ぐことが出来そうだ。絞りはもちろん開放2.8で。
第1試合は高岩竜一&日高郁人
ショーン・ギネス&SUGI
マスクを被ってコールされる日高。
高岩(左)と組み合うショーン
なんと言ってもSUGIの空中殺法が冴えわたる
レッスルワン のアレハンドロと対決したらさぞや面白いだろうな〜!
第2試合は女子プロレス「アイスリボン」の提供試合。
世羅りさ&雪妃真矢のアジュールレボリューションに対するのはテキーラ沙弥&つくし。
白いワンピースのつくしは、不祥事を起こして謹慎していたのが明けて間がない。
攻められていると余計に痛々しく見えてしまう。
沙弥のボディアタック。
実は彼女はテキーラのソムリエ。リングネームもそこから来ていて、なんと日本テキーラ協会の公認レスラーなんだとか。
逆に世羅はカンパーナ。
今度は雪妃のキックがヒット。
つくしのミサイルキック!
第3試合は大谷晋二郎&将軍岡本
田中将斗&菅原拓也
左の岡本は元力士「霧の若」。以前起こった八百長事件に絡んで廃業し、レスラーに転向した。
菅原をコーナーに追い込んでのマシンガン張り手!
そしてベアハッグ。こういうオールドスタイルの技が出ると嬉しかったりする昭和プロレス系(笑)
大谷は田中を得意の「顔面ウォッシュ」
「もういっちょ!」と会場が沸く。リクエスト(笑)に応えてもう一度。
田中も負けじと、岡本にラリアット。
結局は大谷&岡本が勝利。
第4試合は佐藤耕平
火野裕士のシングルマッチは、大型選手同士らしいパチパチの肉弾戦。
オラこい!(火野)
佐藤のサッカーボールキック一閃。
どうだオラっ(佐藤)
火野の巨体が跳ぶ!
火野が勝利。
しかしかなり堪えているみたいだ。
さて、いよいよ爆破マッチである。
ゼロワンのエースとなった小幡優作と、「爆破王」タイトル保持者の宮本裕向のダブルタイトルマッチ。
最近あらゆる団体のリングに上がる宮本は絶好調。
10分に差しかかろうとしたところで宮本が爆破バットを持った!
しかしこの攻撃は、スイッチを解除されて空振りに。
激しい攻防は続く。
そして再び宮本がバットを。対する小幡も持った・・・
両者ダウン
このままカウントアップし、壮絶な痛み分け。
メインイベントも爆破マッチだ。しかも女子による「四つ巴マッチ」
世志琥。
藤田あかね。
そして謎のマスクウーマンと、「爆女王」のタイトル保持者、長与千種。
親衛隊に囲まれてリングイン。
試合開始から場外乱闘が続く乱戦。リングサイドの「オッキー」沖田リングアナも「お気をつけくださ〜いい!」とアナウンスするが、ほとんど絶叫しているので、まったく日本語になっていない(爆)
この試合、実は4本ある爆破バットのうち3本がダミー。まさに「ロシアンルーレット」
ブゥードゥーマスクに手をかける長与。
そして、そのブゥードゥーが藤田に狙いを定めて爆破バットを。
倒れた藤田を、世志琥が漁夫の利を得るかのように抑え込んで勝利。タイトル移動。
試合後、世志琥を挑発…と言うのか発破をかけているのか長与。
ブゥードゥーマスクの正体はなんとTARU!女子の試合にそれはないだろう
と思われるのを「今の世の中男女同権じゃ!」とわけのわからない屁理屈を言って開き直る。
世志琥はアイスリボン勢も挑発。写真に撮れなかったのが残念だけど、世羅の厳しい表情が忘れられない。そして藤田、よくぞ受けて立ったな、と拍手を送りたい。
真冬の寒さのさなか、マラソンに負けじと、熱い闘いを目の当たりにすることが出来ました。

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