WRESTLE-1(レッスルワン。以下「W1」と省略)は今から5年前に、全日本プロレスを離れた武藤敬司が立ち上げた団体。
自分は正直言って馴染みの薄い団体だった。
テレビ中継もあまり無いし(CS GAORAでごくたまに放送されるくらい)、試合模様が観れるのはサムライTVのプロレスニュースでのダイジェストくらい。
ただ、その狭い情報源でも、武藤が社長を退き、配下選手だったカズ・ハヤシと近藤修司が正副社長に就いたりとか、新人を育成するために道場ではなく「プロレス総合学院」という機関を設けたり、黒潮「イケメン」二郎なる選手が団体を越えての人気者だとか、そういう動向は知っていた。
そのW1、なんと近所も近所である東成区民ホールに来るのを知ったのは昨年暮れ。
う〜ん、これは行かねば! ちなみにこのホールの上階が区の図書館で、自分は中央図書館の貸出本を返却するためによく利用していた。
試合開始は5時半。もちろん今回も撮影ありきなので問題はどこの席を取るか。ここの区民ホールは初めてなので勝手がわからない。
当日券売り場で席の配列を見ると、ホールのステージ上に席が設けられている。ここだと見晴らしが良さそうだ。しかし高い。5500円もする
いちばん安い自由席は3500円。しかしここはリングから遠そうだ。よって奮発してステージ上を選んで入ってみて試合を見てみれば、確かに近い。
これはいい絵が撮れそうだ。とワクワクしてみれば・・・、なんと選手たちは反対側の客席ばかり向いて試合をしているじゃないか
しまった。もちろん試合前と後にコールされる時もそちらを向いて
区民ホールの試合観戦は今回が4回目(センダイガールズ@港区、WAVE@西区、FREEDOMS@平野区)、それぞれ造りが違う。撮るポジション取りのためには、やっぱり経験が大事ですね。
それはそうと、この日の興行は12時からFREEDOMSのダブルヘッダー。西区のWAVEもそうだし、去年春の平野区のFREEDOMSは昼がアイスリボンだった。今や区民ホールのプロレス大会はこういう段取りが普通みたいだ。
開場前にお客さんの顔触れを見てみると、男子団体でも先述のFREEDOMSよりは女性が多く、子供連れの方も居る。覆面コスプレイヤーも居る(笑)
それにしても昼の部のFREEDOMS。蛍光灯マッチとかやったのかな? だとしたらW1の興行を控えて掃除が大変だろう?と余計な心配(笑)
第1試合。上野 友暉。
プロレス名鑑を見ても載ってないし誰この人?と調べてみれば、大阪のローカルインディー団体「ジャパンプロレス2000」の選手。
相手はW1の吉岡世紀。
8分8秒 S・K→片エビ固め
吉岡
第2試合で、早くもカズ&近藤(左)の正副社長タッグが登場。この試合順は意外だ。
対戦するのは三富政行(左)と守屋博昭。三富はW1の選手だけど守屋は不明(笑)
早くも場外乱闘!
守屋の半泣きペチペチチョップ!
8分39秒 キングコングラリアット→片エビ固め
カズ&近藤 貫禄勝ち。
第3試合は河野真幸と「東京愚連隊」のMAZADA。
なんとも胡散臭そうなMAZADA。
河野は初めて見るけど大きい!192cm。W1屈指の大型選手。
7分6秒 ジャイアントニードロップ→片エビ固め
河野
第4試合は他団体でも活躍する征矢学と、団体内の反主流ユニット「Enfants Terrlbles」の立花誠吾。
ラフファイトで攻めまくる立花。
後方の観客席に注目!(笑)
しかし、征矢のブレンバスター一閃!
7分42秒 デスバレーボム→片エビ固め
征矢
第5試合。このお目当ては何と言っても伸張著しい「熊ゴロー」である。いや、こういう豆タンクみたいな選手って個人的に好きなんですよね〜。ある意味プロレスラーらしくて。
土肥幸司(左)と現在タッグ王者。
ちなみに彼は178cm 120kg。
まさに「仁王立ち」?
「土肥熊コンビ」のツープラトン攻撃。
13分39秒 ダイビングセントーン→片エビ固め
土肥&熊ゴロー
第6試合はタイトルマッチ。チャンピオンは地元出身の伊藤貴則。彼は「プロレス総合学院」の卒業生で初めて知る選手だったけど、なんとデビュー1年半でベルトを巻くというスピード出世。
対戦相手、これがなんと大阪インディーの「ダイナ御堂」なる選手。
坂田利夫がレスラー転向したわけではありません(爆) B168という、これまた名鑑に載っていない団体。
いちおう地元興行だから、こういうカードが組まれたみたいですねしかし体格差が・・・
いちおう反撃もするが。
10分39秒 ジャーマンスープレックスホールド
高橋 3度目の防衛に成功。
勝った高橋には、有名なパン屋さんから食パン100斤贈呈?
第7試合。本日のメインイベントは6人タッグ。
W1の人気ナンバーワンである、黒潮「イケメン」二郎。
愛用の手鏡をコーナーに置く(笑)
関西では大きな人気を誇るマスクマン、アンディ・ウー。そしてW1マットに突如として現れた謎のマスクマン、アレハンドロ。この3人がチームを組み、
対するは芦野祥太郎らEnfants Terrlbles。
試合を終えた立花もセコンドに付いてたびたび介入。
メインにふさわしいなかなかの熱戦。
イケメン選手は、コーナー外でも常に声を出してパートナー達を鼓舞したり元気いっぱい。もちろん自分の出番でもハッスルするのは言うまでもありません。
アレハンドロの超絶空中殺法も凄い!カメラにちゃんと収められなくて残念!
17分9秒
飛鴻→片エビ固め
イケメン&アンディ&アレハンドロ
試合後、イケメンオンステージ?違う(笑)
チャンピオン伊藤の「逆指名」タイトルマッチ要望に応じる一幕。
がっつり2時間、楽しませて頂きました
客入りはおよそ8割くらいと中々の盛況。
W1はやはり武藤色が強いのか、ストロングスタイルとエンタメ色がほどよく調和した感じだ。わかりやすい迫力がある。客層が広いのもなるほどと思った。要するに新日本プロレスのインディー版みたいな感じか? また来て欲しい。その時はもっといい写真撮らなきゃ
肝心の(?)カメラについては、あらためて別の日記にて・・・。
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