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2017年11月11日21:24

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嫌いな人が居ても本は好き

半年ぶりに、南船場の文学カフェで開かれる書評イベントに参加してきました。

以前につぶやいたのを憶えておられる方もいるでしょうが、足が遠のいていた理由は、座長格の常連(W氏としておく)が毎回と言っていいほど、紹介する本にかこつけて自分の事を滔々と述べるのに辟易したから。
明るくて人が良さそうな方なのだけど、逆にそれが疎ましく思えてきた。
ま、要するに「嫌いになってしまった」わけで・・・(笑)
仕事の付き合いならまだしも、趣味で楽しくやる集まりなのだから、そうなると参加する義理もない。
だけど、やっぱり本について語りたいし、参加者さんが紹介する本も知りたい。
ちなみにW氏が他の方からも煙たがれている、わけではなく実は逆。だから余計に居づらい自分。要するに、テメエの心が狭いだけと違うんか??と思うと更に気の滅入る思い。

そんな悩ましい気持ちを押しての参加。今回もW氏はおられたわけですが、自分はもう仲良くする努力をやめて、挨拶する程度の距離を置いた感じで接したので意外に気は楽だった。
店主の玄月氏も、来るなり「トクヤマ君、久しぶりやん。」と声をかけてくれたのも嬉しかった。他にも以前の会で顔を合わせたことのある方が数人。今回は10名と盛会。

以下、紹介された本。
『いつも旅のなか』角田光代
『ハッシャバイ/ビー・ヒア・ナウ』鴻上尚史
『アイネクライネマハトムジーク』伊坂幸太郎
『墓地展望亭/ハムレット』久生十蘭
『読書で離婚を考えた』円城塔/田辺青蛙
『私が語りはじめた彼は』三浦しをん
『ほんまにどないなっとんねん』玄月
『ヴィヨン遺言詩集』

どれも好本揃い。
自分が紹介したのは10月のベスト本に選んだ『アメリカン・ウォー』
参加者さんのうち女性が7人で、紹介本がこの傾向とくれば、明らかに場違いである(笑 、しかも翻訳小説は自分だけ)
最後に集計した「読みたくなった本」投票でも当然(?)逃す。(;ω;)
1位は『読書で離婚を考えた』だった。自分もこれを選んだ。全くジャンルの違う作家夫婦による、お互いが課題本を出し合うという交換書評エッセイ。
自分がこれを知ったのは「すっぴん!」の高橋源一郎氏の書評コーナーだった。図書館で予約していますが、まだ届かない。と言ってもまだひと月ちょっとだけど。

ただ、終わっても自分の本についてあれこれ聞かれたのは嬉しかったな。自分と同じ頃に参加したM女史はいたく気に入ったらしく、嬉しいので彼女に貸した。
イベント中は本のお話に耳を傾け、終わってからは和気あいあいと談じて、重たい気分も少し晴れて何より。

W氏は今回は「脂っこい話」(笑)はされなかった。いや、自分がそう感じなかっただけかも。
慣れてくると、ついつい頑迷になってしまうことがある。初心に戻ってそれが払拭されることもある。

そういえば今は読書週間らしい。自分は年中そうだけどあせあせ




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