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2017年08月12日15:20

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「沖縄を変えた男」〜なんくるないさでチバリヨー

沖縄水産高校野球部監督・裁弘義〜負け犬根性がしみついていた沖縄の高校球児を厳しく鍛え直し、夏の甲子園二年連続準優勝まで導いた男の物語。裁監督役には演技経験豊富なゴリ(ガレッジセール〜NHK朝ドラ「ちゅらさん」のゴーヤーマン売り!)。ところが今回、彼の口からは沖縄の方言が飛びださず、そのセリフのほとんどが標準語に近かったのが不思議。

いちいち例をあげるまでもなく、野球映画としてのセオリーはすべて踏まえていて、ラストにはけっこうな感動がまっている。ただ今回はさわやかさより重さのほうが先行するかも。それにしてもプレイひとつひとつのあいだに絶妙な“間”が生じたり、プレー中のポジションつまりカメラアングルによって劇的に見かたが変わる野球という競技は、実に映画向きだとつくづく思う。

ただ長らく高校野球という世界で問題視されている、指導者による体罰、ほとんどリンチに近いハードな練習、酷使のせいで壊れてしまう投手の肩とヒジ(役名では太田となっていたエース大野はその後の巨人・ダイエーでの選手生命は短かった)…20数年前の話とはいえ、すべてここではリアルに描かれていて、その是々非々は我々のほうに投げかけられているように感じた。

厳しいトーンのなかにも沖縄特有のおおらかさや高校生活ならではの青くさい感じは結構あり。野球部員役のほとんどは沖縄出身あるいは沖縄で活動中の芸人だとエンドロールにてわかる、カッコつきでコンビ名が記されていたから。そしてゴリの相方、川田もキャスティングされていると知ったので注目していたら、なかなかニクい役柄。ただし演技のほうはちょっとクサかったけど。
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