今日はまず、新宿TOHOシネマズにて「クレヨンしんちゃん 襲来!宇宙人シリリ」を。
うーん、面白くはあったけれど、圧倒的とまではいかなかったですね。ロードムービー仕立てにしてるところは「暗黒タマタマ大追跡」の線に近いのですが、あそこまでのスピード感がなかったなあ。
活劇としてはちょっと不発に終わってしまったかな、という感じ。残念。
ただ、こういう「寛容であることの重要性」を説いた映画って、今の世の中(特に日本)には大切なんじゃないかな、という気がします。
とりあえずこの作品、今の政権のトップの皆さん全員と、彼らの愚かな信奉者たちが御覧になればいいと思いますね。ものすごくわかりやすく作られているので、彼らの知的レベルでも十分に理解できるのではないかと。
その後、西荻窪のササユリカフェさんへ。
現在、こちらでは「二木真希子展」が開催されてます。
二木さんはスタジオジブリの原画スタッフの一人で、「紅の豚」「もののけ姫」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」等における極めて複雑なカットをたくさん手がけてこられました(特に植物や動物を描くのが得意だったとか)。
また、絵本作家、挿絵画家としても活躍され、中でも最近ドラマ化された「精霊の守り人」の挿絵はとても高く評価されたと聞いております。
展示スペースには「精霊・・・」の原画、「紅の豚」「ポニョ」等の原画のコピーなどが数多く置かれています。
特に原画コピーはパラパラ漫画のようにして見ることができるため、精緻な動きがどのように描き込まれたかがとてもよくわかります。「もののけ姫」における、『シシ神の足下で、生えては朽ちていく草花』のシーンなど、草や葉がひとつひとつ細密に描かれていて、思わず溜め息が。
そこにつぎ込まれた時間と集中力は如何ばかりか・・・。
二木真希子さんは昨年の5月に亡くなられたとか。改めて、ご冥福をお祈りします。
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