ネタバレをしたくないから、誰のどの曲が流れたなんてことはいっさい書かないでおこう。エンドロールの楽曲クレジットがあまりにも長く、目で追うのが実にたいへん。スタンダードナンバーから最新ヒット曲まで、動物たちはいったい何曲歌ったことやら。倒産寸前のオンボロ劇場を再生すべく、オーディションを仕掛けるバスター・ムーン(コアラ)が主人公。
流れる楽曲には3通りあり。ひとつ目は完全なオリジナル・バージョン、あまり多くはないけど話のアクセントとなる場面で効果的に流れ、物語全体を引き締める役割。ふたつ目が登場キャラ、つまり動物たちがステージでしっかり歌うこれがさしずめメインディッシュ。そして3つ目、各場面でわずか2〜3秒だけワンフレーズが聞こえてくる楽曲、これにけっこうニヤリとしてしまう。
あきらかに日本のアイドル・ユニットをモデルにしたレッサーパンダ5匹組もしつこく登場する。そこではある日本のアイドルの楽曲が少しづつながら3曲も流れる(上の3つ目にあたるかな)。たぶん日本のうるさがたは、物語のなかにおける彼女たちの存在を必要以上に曲解してしまうんだろう(吹替版では面白さがなくなってしまうやりとりだけど、どうなっているのだろう)。
テンポのいいおしゃべりを続けてくれたバスター君(声はなんとマシュー・マコノヒー!)のおかげで、こんなに短く感じられた2時間はひさしぶりだった。吹替版は日本の歌手や俳優が同じ曲を歌っているらしく、その賛否は別としてまた違った楽しみかたができるのでは。早くも続編がきまったということ、できることならレッサーパンダ5匹組の逆襲を見てみたい。
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