サブタイトルがすべてを語る。こういう話は観る前からだいたいストーリーが読めてしまう。まして今回は“ホントの話”だから結末までクッキリ。なのでリアリティのなさや脇の甘さについついツッコミをいれたくなる我々を、いかに登場キャラの魅力と巧みな演出で楽しませつつ感動のフィナーレまで連れてってくれるのか、そこがこの手の作品の味わいどころだと思う。
そういう意味ではある程度成功しているかなと。サクセスストーリーのお約束をきっちり押さえながらも、オーソドックスな青春物語に終わらないようそこそこヒネリが加えられている。チアダンス部顧問(天海祐希)のキャラ設定が、従来の鬼教師にくらべるとどうも不安定に見えたりするけれど、あんがいイマの指導者というのはこんなノリなのかもしれない。
主役・広瀬すずも可愛くハジけていたが、太刀持ち・露払いというべき中条あやみ(わが阿倍野区×東住吉高校が生んだ最高傑作!)と山崎紘菜(TOHOシネマズで上映前にナビゲーターをしている子)に注目してしまう(このふたりに関してはまた別に書きたい)。この3人が夜半のショーウインドー前でダンスをシンクロさせていくシーンは妙にグッとくるものがあった。
そう、広瀬すずという女優はあまりにもふつうに可愛いから、今回のような女子群像劇では周りの女優たちの個性を引きだすことに終始する、触媒のような存在かもと思った。まあそんなこと言ってるうちにだんだん大人の女優になっていくわけですが。そういえばチアダンスとチアリーディングはまったくの別モノだということを今回初めて知りました。
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