タワーレコードに置いてある「intoxicate」は、偶数月発行のどちらかといえばクラシックやジャズを中心に取り上げた、大人向けというのか中味の濃いフリーマガジンだ。タワレコにはめったに行かないけど、この冊子だけは楽しみにしている友人がいて、私は毎号ざっとページをめくったあとその友人に差し上げることを習慣にしている。
その「intoxicate」、最新号の表紙がなんと千代の富士だったから驚いた。以前はミュージシャン(というか音楽家という形容のほうが似合うひと)ばかりが表紙を飾っていたが、このところは高倉健や松田優作、米朝師匠なんかも登場していた。まあ故人ばかりとはいえそれでも彼らはみなエンタメ界のくくりに入るひと、そこに土俵入りするウルフのすがたとは…。
さて表紙を飾ったかぎりは、このエンタメ中心の冊子がどういうふうに千代の富士をとらえているのかと思いきや、巻頭から3つ目の見開き2ページに野村誠という作曲家による大横綱を偲ぶエッセイがあった。それはウルフがブレイクした1980年に小学6年生だったということがよくわかる、彼自身とこの大横綱の歩み、そして日本の世相をうまくリンクさせた興味深いものだった。
そして左側のページに大きく、ちょっとピンボケながらアコギを爪弾く若き日のウルフ。このフォトにはまったく初めて接するけどとても初々しいものを感じ、これを目にしただけでも値打ちがあったなあと思った次第…ということでいつものように友人に差し上げる一冊、そして私自身が保存しておく一冊、今回ばかりは店頭から2冊いただいてきたということです。
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