★洋ちゃんの読観聴 No. 1142
ＣＤ ビル・エヴァンス 「Some Other Time」
ビル・エヴァンスは日本でもっとも人気のあるジャズ・
ピアニスト。僕も大好きだ。
そのビルが、ベースのエディ・ゴメスとドラムスのジャック・
ディジョネットとのトリオで1968年、スイスのモントルーの
ジャズフェスティバルに出演し、そのときの録音アルバムは
彼の作品の中でも人気が高い。
今回、発掘されＣＤ化されたのは、そのモントルーの
数日後にドイツのスタジオで録音されたもの。当時ビルは
ヴァーヴ・レコードと契約しており、たぶんドイツのレコード
会社から発売できなかった事情があったと思われる。
さて、演奏内容だが、ＣＤ２枚に20曲収められており、
一部ベースとのデュオとソロがあるが大半はトリオでの
演奏だ。興味深いのは、過去にレコード化されていない
曲がかなり入っていること。彼の特徴でもあるのだが、
歌曲などスタンダードが多い。
モントルーでのライブの数日後ということで、演奏の質は
高い。ビル・エヴァンスはライブ作品が多く、意外とスタジオ
録音は少ない。その意味で、スタジオならではの高音質に
期待したのだが、残念ながらあまり音質はよくない。
エヴァンのファンには絶対おススメの作品なのだが、
一般の音楽ファンにはおススメしにくいかも。
では、おススメのビル・エヴァンスの作品は？と
問われれば、僕は次のものを選ぶ。
��Portrait in Jazz
��Explorations
��Waltz for Debby
��Sunday at Village Vanguard
��Everybody Digs
��Empathy
��A Simple Matter of Conviction
��Undercurrent
��What's New
��Interplay
10枚は多すぎる？ さらに厳選するならば、
�´↓��Л┐�なあ。
あっ、Bill Evans at the Montreux Jazz Festivalが
入っていない。（エヴァンスの場合それだけ名作が
多すぎるってこと。）でも、この作品は表紙が
有名なレマン湖畔のシオン城で、とてもきれい
なのでそのために買ってもいいかも。
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