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2015年12月24日15:18

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2015年の3枚x2

《ROCK/POPS》

◎ 1位 ヴァン・モリソン『Duets』
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(日記)http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1941476595&owner_id=26940262
ボビー・ウーマックと「Some Peace of Mind」http://youtu.be/8t1x6bpHOYU

◎ 2位 アラバマ・シェイクス『Sound & Color』
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http://youtu.be/nin-fiNz50M

◎ ニック・ケイヴ&バッド・シーズ『Push the Sky Away』
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http://youtu.be/1GWsdqCYvgw


《JAZZ》(順不同)

◎ アントニオ・サンチェス『Meridian Suite』
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http://youtu.be/baMNIzK7bWg

◎ マタナ・ロバーツ『 Coin Coin Chapter Three: River』
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http://youtu.be/-UKRVs2N6OU

◎ ジャック・ディジョネット『Made in Chicago』
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http://youtu.be/_1Zd5a5Ink8

〈次点(再発大賞)〉
◎ スティーヴ・コールマン『Music Live In Paris : 20th Anniversary Collector's Edition』
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http://youtu.be/eX4gUgBYjEk


● 総評
ヴァン・モリソンの『Duets』については日記に書いておりますので繰り返しは述べませんが、自分の洋楽マイミクさんのコメントで、今まで彼について詳しくなかったのが、ファンだった歌手との共演バージョンを聴いたのがきっかけで興味を持ち出したそうな。自分のような昔からのコアなファンだけではなく、こういうカタチで彼の良さを解るきっかけになるとしたら、これはとても素晴らしい事だと思う。
アラバマ・シェイクスは、90年代以降「オルタナなんとか」というムーブメントに乗って様々なアーティストがルーツ音楽とパンク/アヴァンギャルド精神の融合を目指したけども、このアルバムはその今のところの究極系だと思った。
3位のニック・ケイヴ。実はこのアルバムは一昨年リリース作というのをおゆるし頂きたい。今年の新作で他にも好作良作は何枚もあったのだけど、今年に観た彼の映画『20,000デイズ・オン・アース』がきっかけで買ったこのアルバムのインパクトを越えるのは無かったという事で。
彼もまたアラバマ・シェイクスとは違う方向ではあるが、自分なりのブルース魂(と、ジョニー・キャッシュ風のダークなカントリー)が深く妖しく炸裂している。

アントニオ・サンチェスは映画『バードマン』で世間的にも大きく脚光を浴びたドラマー。今年色々とコンテンポラリージャズの良作が相次いでリリースされましたが、スケールの大きいアレンジ、曲の良さ(解り易さ)、力強いスイングの疾走感では本作がダントツで、今の彼の自信と躍進振りが伝わります。
去年選んだ女性ギタリスト、メアリー・ハルヴォーソンと同じように、今年新たに強烈な出会いがあったのがアフリカ系女性サックス奏者マタナ・ロバーツだった。何かの間違いで買ってしまったかのような、とても難解なノイズ・アヴァンギャルドなのだけど、聴いていくうちにその底知れない何かに少し気がついて、前2作も買って聴いてみれば、これがスピリチュアルとフリージャズと現代音楽を知的にコラボさせたような今まで聴いたことも無い音楽。なんなんだこれは!?彼女は何者なんだ?とただならないインパクトを受けた。
まだ40歳。フォト
フォト本国では専門誌の表紙にも。

もう1枚をどれにしようかと前夜まで悩み倒したのですが、やっぱりディジョネットはじめシカゴの「ジャズ界のジェダイマスター」達(笑)が一同に会し、枯淡の中のディープな世界を繰り広げる様に打たれて。このメンバーでもある去年選んだロスコー・ミッチェルといい、どこまでもこういうのが大好きなんです自分(苦笑)

再発盤も色々買いましたが、スティーヴ・コールマンのこれは90年代のライヴパフォーマンス3枚組。それぞれ違うグループでの演奏ですが、得意のポリリズミックな変拍子スイングと、ラップやそれ風のスキャットも交えてグイグイと聴かせる。とにかくCOOL!今でも彼はそうですけどね。

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