京阪三条駅をおりて地上に出たとたん、路面からぐっと押し上げられるような冷気が。これこれこれ、これが京都特有の底冷え。ことしは寒さが急にやってきたから、早くも11月に味わうことになるとは。はたしてこの冷気が紅葉にいかなる影響をもたらしているのか、ということでふたたび地下にもぐり、市営地下鉄にて蹴上駅下車そしてまずは南禅寺へ。
南禅寺は思っていたよりずっと広大。この写真にあるように敷地を縦断する水路閣(疎水)が有名。いまでこそ周囲に溶けこんだ味わい深いものとなっているけれど、敷設当初は自然の景観をそこなう最新の建造物だったはず。それはまるで東京・日本橋の上を通る首都高速のように。南禅寺建立は1200年代・疎水建設は1800年代、首都高速もそのうち溶け込むのだろうか。
紅葉の美しさという意味では、永観堂のほうに一日の長。紅葉の絶対量はともかく、色彩の鮮やかさ・豊富さにおいては、他の名所たとえば東福寺や三千院をしのいでいるのでは。そしてここは「みかえり阿弥陀」が有名。仏像の頭部がなぜか左を向いている。よそ見している仏像とはめずらしい。そのとき左側にいったいなにがあったのだろう。想像力はふくらむのであった。
帰りはひさしぶりに寺町通を南下、そこはすっかりオシャレにそして味わいのある街路になっていた。丸太町通あたりから寺町通そして三条通で西に折れて烏丸通あたりまでブラブラするのは、伝統のものと最新のものがうまく調和したホント素敵なおすすめの街歩きコースだと思います。(フォト3点とも私の撮影にあらず。念のため)
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