《日記再掲》 hayamiのミーハー話（その1）

きのうの芸能界最大の話題はNHK「ニュースウォッチ9」でも取り上げられてました。例によって街頭インタビュー、まずは第一報を伝えてビックリさせ、やがて嘆き悲しむひとたち（今回は女性）をとらえるといういつものパターンですが。ということで、いまから5年前、2010年2月24日の拙日記を祝儀がわりに再掲します。おめでとうございます。

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｢姉貴の親友が、こんど近鉄の選手と結婚するんや｣30年近く前のこと、羽曳野在住の友人がそう言った。そうか、彼んちと藤井寺球場とは目と鼻の先、何かと知り合う機会もあるんやな。内野の控えが多かったコワモテの選手。やがておふたりは3人のお子様に恵まれ、特に一番上の女の子は父親に似ずめっぽう可愛くて、子役モデルをしていると、その後友人から聞かされた。

十年以上の時が経ったある日のこと、入口に並ぶ男子たちの長蛇の列をかきわけつつ私は難波のジュンク堂書店に入り、階上のカフェでコーヒーを飲んでいた。遠くのテーブルには目のパッチリした高校生ぐらいの女の子とその母親らしきふたりがいた。女の子はもはや半泣き状態、ダダをこねていて母親がそれを戒めているように見えた。

｢これが仕事なんやからちゃんとしなさい！｣母親のその声だけはハッキリ聞こえた。はは〜ん、この子はタレントか何かでいまからイベントがあるのか。さっきの長蛇の列はそれか…。ジュンク堂を出るとき確認してみるとそこには｢吹石一恵ファースト写真集出版記念サイン会｣と大きく掲げてあった。そう父親は現在楽天イーグルス・スカウト吹石徳一氏、女の子はいまや有名女優。