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2015年09月06日08:44

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BSジャパン「徳光和夫の名曲にっぽん」で三田明がフランク永井を大紹介

 BSジャパン「徳光和夫の名曲にっぽん」で三田明がフランク永井を語るということで、期待して観てみた。フランク永井のことがコーナーとして番組になることはそう多いわけではないので、注目しないわけにはいかない。

 三田明は何回か紹介しているように、フランク永井と同じ恩師を吉田正とし吉田学校で学んでいる。先輩と後輩の関係になる。三田は青春路線でのイメージが強烈で、大人の路線を走るフランク永井の関係で話題がでることは、いままでほとんどなかった。

 だが、ここ三田も齢を重ねることでそうした話題をすこしずつ話すようになっている。フランク永井と同時期で活躍した曽根史郎、三浦洸一、松尾和子といった面々は第一線の舞台から去り、フランク永井を知り語るものとして現役で残ったいるのが橋幸夫や三田明であるのは確かだ。

 三田は「当時互いに忙しく深く交流ということは少なかったが、フランク永井先輩には年齢も離れた後輩として可愛がってもらった。ポーカーが好きで、自分が大勝したときは先輩に少しは気を遣えなどと冗談を飛ばして笑わせる、たいへん気のやさしい方だった。歌手としてダンディで尊敬している」という。この番組だけではなく三田が近年機会をみては発言していることである。

 数多いとは言えない先輩との接点を通じて三田が当時感じたことをすなおに語っているのだが、三田の人柄がよくわかる。

 聞き手の徳光は知る人ぞ知るフランク永井の大ファン。歌謡番組の司会も多い中でなかなかフランク永井の話題を出す機会がもてなかったなかで、今回の番組ではついに「おまえに」をプロの三田といっしょに歌うという大暴走?までしているのだが、徳光のフランク永井に対する思いの大きさが伝わる。

 さて、「フランク永井名曲集」として、フランク永井の歌の映像がぶち切りで7曲流れた。

 「夜霧に消えたチャコ」「君恋し」「羽田発7時50分」「西銀座駅前」「夜霧の第二国道」「有楽町で逢いましょう」。続いて、「おまえに(三田明、徳光和夫)。

 映像は「テレビ東京」時代のもので平均して35年ほどまえのものだ。これを観るのも感慨がある。それは現在地デジの時代でテレビの映像も音声も極端に進化しているのだが、当時はモノラル(コマーシャルだけがステレオ)で映像サイズも640×480ドットというサイズのものだった。

 特に音声はどんなレベルのテレビでも音が聞こえるようにと、中音を重視していて低音が犠牲になっているもので、例えレコードでは魅惑の低音歌手でもテレビ音声ではだいなしなのだ。男性では高音歌手がもてはやされたのも当然なのだ。彼らや女性歌手はあでやかさが増している。

 まあ、そんなことから当時はファンとしてテレビには出てほしいやら、出れば低音が活かされないのを嘆くやらで、やきもき状態であった。フランク永井自身は出番こそが商売だから表だって嫌な顔は当然できない。だが、ときには裏で嘆いていたとも聞く。筆者としては、テレビも貴重なのだが、レコードでのフランク永井の声をまず楽しんでほしい。絶品である。

 さて、この番組ではもうひとつ見逃せないことがあった。それは朝倉さやというシンガーソングライターが出演していること。この歌手は筆者と同郷の山形出ということはさておいても、以前にラジオで聞いて以来の一押しである。

 番組では岩崎良美の「タッチ」をずーずー弁で歌った。オリジナルの「東京」も歌ったが、民謡で全国制覇をした経歴があるように、声には独特の響きがある。朝倉の歌声はこころに響くものがある。
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