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2015年04月28日01:28

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夏空はいつだって同じ味

君が好きだったハーゲンダッツ
決まっていつも同じ味

一夏

いや 君と過ごした1年弱
一筋に同じ味だけをchoiceする君

コンビニの帰りに僕は
呆れて言ったよね

「たまには違うのを食べたらって」

君は悲しそうな顔をして

「だってこれが美味しんだもん」って

小さな石を蹴っ飛ばして 言った

そんな君が好きだった でも……

君は行ってしまった
2回めの夏を迎える前に

@@@@@

君と歩いたコンビニ道
あの夏と寸分たがわない雲が
青空に固定されてある

アイスを買いに行くんだ
君のお気に入りだったあのアイス

実はまだ一度も食べてない あんなに君に勧められたのに

食べたら 次の恋を見つけようと思う

僕は結局
君のお気に入りの味になれなかったんだね……

あの時君がしたように小石けっとばして
野良猫に尋ねる

「まだあのアイスを食べているのかい?」

にゃお

塀の上に逃げる猫

僕は笑って
そして

ちょっとだけ泣いた
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