春眠、暁を覚えずなどということはまったくなく、早朝に目を覚ますと1度トイレに向かったあと朝刊を取ってくるのがずっと習慣になっている。トイレに向かうのはどう考えても年齢のせいで、同年輩の男性誰しも同じようなものだからしかたないとして、問題はそのあとの二度寝。毎日きまったようにロクな夢を見ないから、その後の寝覚めがとても悪いのだ。
ほとんどが過去のいやな記憶。いやな上司や取引先の人間が出てくることは誰しもあることだと思うけど、内容があきれるくらいリアルかつ細部まで事実に即している。業界内でしか通じない専門用語や商品番号、ごくごく内輪の固有名詞までが寸分たがわず夢の中で再現されるのには、自分の脳内記憶&再生装置の偏った素晴らしさにほとほとあきれてしまうのだ。
いやな夢だから当然寝覚めが悪い。ときには夢の中味はどこかへ行ってしまい寝覚めの悪さだけが苦い感触として残ることがある。これは本当に気持ち悪い。いやな夢を見たくないのだったらずっと起きてればええやんと言われるとミもフタもないのだけれど、やっぱり睡魔というのはすべてに優先されてしまい再び布団をかぶることになるのだ。
もともと私は目覚まし時計いっさいいらず、起床すべき時間の少し前にはかならず目が覚めてしまうという体質(うらやましがられるけど、ある意味神経質なんです。私からすれば目覚まし時計が鳴るまでグーグー寝ていられるほうがうらやましい)なんだけど、それとどこか関係があるのだろうか。ふつう二度寝ほど気持ちいいものはないというけれど、逆もアリということです。
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