「LOW」のあとは“お米カフェ”になっていた

満開の桜をもとめて上町台地を縦断。まずは天満橋・八軒家浜から大川の向こう南天満公園に咲く花びらをながめ、さらに北大江公園・中大江公園・南大江公園と南下。ここらは街なかの穴場的お花見スポット。桜の木の本数そのものはそれほどでもないけど、それぞれの木々に咲く花びらの密度が非常に高く、フォトジェニックな眺めがいくつも展開していたのです。

最終目的地、お花見ではおなじみ高津宮まで地下鉄3駅ぶんを一気に歩こうかと思いきや空堀でちょっと寄り道。かってのいきつけ「books&cafe LOW」があった長屋の2階が「お米cafe 結びや」に変身していたから。ここらでひと休みとばかり通い慣れた階段をひさびさに上り、以前と変わらないすりガラスの扉をあけるとそこはなんと畳敷きの空間になっていた！

こちら「LOW」の大常連だったとはじめから名乗ってマスターと歓談。仕事の出張で何度も訪れた新潟のお米の美味しさに魅せられて、異業種からの参入ながら昨年12月この場所にお店をかまえたとのこと。それならとばかりアイスコーヒーにくわえおにぎりをひとつオーダー。いまのところはヘルシーな週替わりのランチ中心に朝11時〜夕方の営業。

ひさびさの空間にしみじみとし「LOW」の思い出をいろいろ語るうち、女性スタッフのかたがデヴィッド・ボウイのファンだと判明。ここでオフ会が開かれていたというとビックリされ、ぜひぜひ次回のオフ会には誘ってくださいということに。春の季節がきて早々、こういう出会いがあると気分のいいもの。高津宮の桜はよりいっそう美しく感じました。