〜たぶん何度も書いているけど、20年目の節目ということで〜 三週間にわたる欧州出張も最終日、夕刻の帰国便に搭乗するまではまったくフリーなロンドンでの一日。ふだんより遅い目にベッドを出てテレビをつけると8時のBBCニュース、いきなりそこには日本から衝撃の映像が。多くのひとが路上で倒れている!でも“ガス”という言葉以外はなんのことやらさっぱりわからない。
朝食をとるため階下のカフェに降りていくと、同行者たちも同じニュースを見ていたとみえて、すでにその話題が飛びかっていた。でも詳しいことは誰もわからない。とりあえずロンドン三越へ行くとFAXで送られてきた朝日新聞号外が入口に大きく貼り出されていた。愕然としつつそれであらましをつかむも、その時点ではオウムの仕業だなんてことはもちろんわからない。
そして帰国JAL便。刷り上がったばかりの読売新聞衛星版は日本人搭乗客のあいだで奪い合い、そして前方スクリーンで最新のNHKニュースが流れると、乗客ほぼ全員がヘッドセットをつけ押し黙ったまま。通路をはさんだ私のとなりがMBS(毎日放送)のAアナウンサーだったんだけど、やっぱり彼も食い入るようにニュース映像と新聞を見ていたのが印象的。
読売新聞衛星版には犠牲となったかたそして各病院に搬送された被害者のかたの氏名が。それは搬送先の病院ごとに一覧になっており、そのなかに会社の先輩女性社員Kさんの名前を見つけるまでそんなに時間はかからなかった。どちらかといえばめずらしい苗字だし年齢はズバリ、これはKさんに間違いない。急に震えがきた…。(あすに続く)
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