今日、セブンイレブンでチケットを発券してきました。
仲代達矢主演の朗読劇「死の舞踏」です。演出は小林政広。
実は私、今まで仲代さんの芝居をナマで観たことがないんですよねえ。昔から大ファンなのに。昨年の「バリモア」もなんだかんだで見逃してしまって・・・。
芝居以外の場でなら、見たことはあります。1985年の小林正樹監督作品「食卓のない家」の舞台挨拶で。
何かの舞台の稽古を抜け出してきたという仲代さんはボロ布みたいな衣装を纏い、ひげ面にサングラスという珍妙な出で立ちで登壇したのですが、観客に向かって挨拶したときのその声の素敵さといったらなかったですねえ。低いのだけれども重苦しくなく、無理に張り上げているわけでもないのによく通る声。ああ、これが舞台人の声なんだなあ、と、ただ感動しっぱなしだったのを覚えています。
黒澤明、小林正樹、五社英雄、そして岡本喜八の作品で強烈な個性を発揮してきた俳優、仲代達矢の芝居を間近で見られるのだと思うと、興奮が収まりません。
しかもこの芝居、共演者があの白石加代子なんですよ!
何十年も続けて来た朗読劇「百物語」がフィニッシュを迎えた直後の作品がこれですから、もう、楽しみでなりませんね。今度はどんな怪演を見せてくれるんでしょうか。
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