試合前半はテレビを見れない状況にあったので、スマホの速報ばかり覗いていた。ええ試合してるやないか。オリックスが追いつくあたりで友人からメール。ふだんはサッカー中心主義、阪神戦すらままならない天王寺駅裏のスポーツバー「Air」で、このパ・リーグ大一番を放映しているからすぐ来いと。1対1の同点、終盤の攻防を見逃すまいかとそそくさ駆けつける。
ふだんは平成生まれの女の子たちでにぎわうこのバーが、昭和生まれの野郎たちで占領されていた。野球って何?みたいな女子群やカップルもいたけれど、モニターを見つめる来客すべてがオリックスファンであることは、一球ごとの反応ですぐわかった。“阪急のころからのファンでっせ”みたいなオッサンがひとりやってきてカウンターにたたずんでいた。
延長に入ったところで、ソフトバンクファンとオリックスファン双方のマイミクの足あとが同時刻についたのには笑ってしまった。チェンジの合間にケータイを覗いたってことだろう。やがてゲームセット。静まる店内。店の外から試合を見つめていたヤジ馬的通行人がすくなくとも10人以上。嬉しそうにしていたのは思わぬ盛況となったバーのニーチャンだけだった。
昨年の楽天、あるいはそれ以前の日ハムやロッテ。シーズン終盤からCS、日本シリーズにいたる流れのなかで、パのチームはなんて素晴らしい試合を毎年のように展開するのだろう。そんなことを言ったら“パはふだんからこんな試合ばかりやっとるわい。アンタがセのチンタラしたチームの試合しか見てへんからや”とパ・リーグのファンに言われそうだけど。
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