あの日もきょうと同じような夏の気配がただよっていました。早いもので冠動脈バイパス手術を受けてからきょうで丸2年。この日記がアップされた時刻には、すでに夕刻の手術に備え市大病院のなかをあちらこちらとさまよっていたはず。いやもう車いすにのって院内を引き回されていたかも。とにかくジェットコースターに乗っているような目まぐるしい時間がすぎていたのです。
いまでも半年に一度くらい、入院時の日記を読み返してます。その20日間の空気や匂いがたちまちよみがえってくるから不思議なものです。やっぱりベッドの上で毎日書いておいてよかった。ふつうならこの前に“無理してでも”という形容がつくのですが、実際ぜんぜん無理なんかしてません。夜8時に消灯する環境で他に何ができるというのでしょう。
その日まではほとんど何の苦しみもなく、ちょっと胸が痛む程度なのでとりあえず町医者をのぞいたらいきなり入院と言われて、あわてて病院に駆けつけるといきなり手術と言われて…。丸一日眠っているあいだに手術は終わり、あとは優等生的入院患者、順調な回復の日々。いわゆる“闘病”とは程遠い日々だったのですが…。
だから一番不安な時間をすごしたのは私自身よりむしろ家族をはじめ周りのひとのほうでは。日記にいただいた多くのコメントを読み返すたびにそう思うのです。昨年の日記にも書いたかもしれないけれど、あの多くのはげましのコメントは本当に私の宝物です。いまあらためてここでお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました。
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