連載期間なんと41年そしてトータル976話!単行本は最終的に106巻!きょう店頭にならんだ「ビッグコミックオリジナル」にて「あぶさん」がついに完結!ほとんどコミックを読まない私ですが、数少ない例外がこの作品。さっそく立ち読みしました。けっして華々しいものではなく、実にしみじみとした終わりかたが、いかにも景浦安武の幕引きにふさわしいと感じました。
私にとっての「あぶさん」は南海ホークスとともに終わっていた…なんて書くとちょっとカッコよすぎるので、せめてダイエー初優勝の時点で連載を終えてほしかったという気持ちが本音です。不人気パ・リーグ万年Bクラス球団の代打要員、当時の野球漫画のお約束ごとである魔球などいっさい登場しないそのリアリティこそがこの作品の魅力だったはず。
だから40代半ばで3年連続三冠王、60代まで現役なんてやられるとそれはもう別の物語だと思ったのです。でもまあそこは人気連載作品、キリのいいところでやめるなんていうわけにはいかなかったのでは。なにしろあぶさん現在67歳。同学年の実在の元選手といえば田淵幸一・星野仙一・山本浩二…、あの門田博光でさえ年下なんだから。
それでも今号の水島新司氏(このかたも74歳!)最後の言葉にはやっぱり胸を打たれました。彼はまったくの下戸なのに呑んべえの作品に挑んだことや、もともと阪神ファンだったので連載開始時に南海ホークスのことは何も知らなかったことなど、今回初めて知ることもありました。とにかく水島氏そしてあぶさんには、41年間お疲れ様、ありがとうという言葉を贈りたいと思います。
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