なんだか“大相撲ポール場所”みたいな感じだった九州場所。最後はちょっとあっけなかったけど千秋楽横綱相星決戦、そして稀勢の里は綱への夢つなぐ13勝、豪栄道の大関とりは白紙に戻ってしまったものの、遠藤も大砂嵐もなんとか格好がついて、一年しめくくりの場所としてはまずまず、そして来年以降への期待がおおいに高まる結末となりました。
それにしても20年ぶりの観戦となったポール、ガラガラの場内を見てどう思ったのでしょう。20年前といえば横綱に曙、大関に若貴と小錦がいるというまさに“相撲バブル”の時期、そんな熱狂の季節にナマ観戦したポールだからこそ、今回のさびしい客席をながめつつ「よし、ここは懸賞のひとつ(というか5本×3日)も出して景気づけしてやれ!」という思いにつながったのかも。
本来なら場所前に届けることが条件で、なおかつ審査があり、そして15日間通しでないと出せない大相撲の懸賞、ポールの突然の思いを受け入れた相撲協会の(めずらしく)臨機応変な対応には拍手を送りたいと思います。まあいまは話題になるのならなんでもいただきたいという相撲界の切迫した状況も手伝ってはいると思いますが。
きのうの千秋楽、土俵上をぐるぐるまわる懸賞ののぼり、そして場内に連呼される「ポール・マッカートニー アルバムNEW発売中!」のアナウンス(そこはもちろんNHK、カメラは引き音は抑えられてたけど)に接した私は、大相撲と洋楽ポップス、どちらも少年のころから長らく愛してきた2つのものがここにきてついに結集したのかと、妙にしみじみとしてしまったのでした。
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