“踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら…”ってことか。この夜のビルボードライブはステージ前中央の4テーブルつまり16席分が取りはらわれ、ダンスフロアに変身。なんでもこの“食事とお酒をゆったりと楽しみながら最上の音楽にひたるライブ空間”では初めての試みとか。う〜ん、いままで何度もやってきたダンスミュージック系のひとたちも同じこと考えたと思うけどなあ。実現したのが意外や意外トッド・ラングレンってことですか。
トッド御大はゴリラ(チンパンジー?)のイラストが大きく描かれたTシャツにグリーンのデニムパンツ、オレンジのスニーカーというアメリカンな装い、やっぱりガタイはデカかった。ステージ中央の一段高くなったところ、上からぶらさがったマイクにむかって歌いつつ奇妙なダンスをくりかえすトッド。いやそれはダンスというよりむしろ身ぶり手ぶりに近く、お腹がポッコリ出ているものだからけっこうユーモラス、それこそ阿波踊りを思わせたり。
ほとんどが新作「STATE」からのダンサブルな曲ばかり。どの曲も打ちこみ中心に作られた音、とりあえず一緒についてきた感じのギタリストとドラマーはいてもいなくても同じだったのでは。アンコールはトッドがひとり出てきて「Can We Still Be Friends?〜Hello,It's Me〜I Saw The Light」の黄金メドレー。ところがこれもまたすっかりダンス仕様に変身。フロアを占拠したトッド・フリークたちはここぞとばかり踊りまくったのでありました。
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