彼女のライブを観るのは2度目。2年前京都で観たときよりずっと女性っぽく妖艶な感じになっていて。もちろんその歌唱もグッと上手くなっていたように思ったし。中村中がビルボードのステージに立つのはまったく初めて。今回は“阿漕な旅”と題されたアコースティック・ツアー、したがってバックバンドなし、ずっとピアノに向かってのひとり弾き語り(1曲だけアコギ演奏)。
こちらふだんは洋楽のライブを観ることのほうが多いし、邦楽にしてもサウンド指向のものばかりに接しているから、“言葉が突きささってくる”という経験があまりなくて。今回はまさにそれでした。ピアノあるいはギターの音以外はすべて彼女の情感あふれる歌声。言葉のひとつひとつがクッキリとストレートにこちらに向かって訴えかけてくるのです。
デビュー8年になるという彼女のキャリアをたどるかのようなベスト選曲。聴きたかった曲はほとんど聴けました。ゲストの根本要とは楽しいやりとり。噂には聞いてたけれど彼の話術の巧みさは想像以上。歌そっちのけ、ほとんどしゃべってるやん。お互いのデビュー曲をメドレーにしたり、ビートルズナンバーをハモったり。スタレビュのファンもそこそこいたような。
根本要が客席に問いかける。「ビルボードライブ、初めてのひと?」半分近くのひとが手を上げた。ステージ周辺はほとんど女性客、しかも年配のかたが多い。こないだのジュリーとそんなにかわらない。あれ、中村中(28歳)の同世代って彼女の歌を聴かないのかあ…と思って後のほうを見たらカジュアルエリアは若い人ばかりでした。これってフトコロの差なのかな?
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