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2013年06月11日14:30

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失われたカフェをもとめて

空堀の「books&cafe LOW」がなくなって7ヶ月あまり。日々その喪失感は大きくなっています。ヘンな表現をすれば、自分を構成する臓器みたいなものがあって、千日前のバーや西成の喫茶店とならんで「LOW」もそのひとつ、お互い代わりになるものではなく、それぞれが共存して自分の(精神という言葉が大げさなら)気持ちのバランスを保っていたようなところがあるのです。

やっぱりバランスがくずれると、どこか片肺飛行のまま日々を過ごしているような気がして…。おそらくいまお店のかたやかっての常連のみなさんはどこかのバーで夜な夜な集まっておられるかもしれません。でもお酒をまじえた空間とカフェではやはりどこかがちがうのです。私があまり呑めないせいではけっしてなくて、お酒をたしなむ一歩手前の楽しさを味わいたいとでもいうか。

店名からもわかるように、このお店はデヴィッド・ボウイオフ会の会場すなわちボウイファンのたまり場でもありました。ご存知のようにボウイ自身は今年に入るやいなや長い沈黙を破り活動を再開、大きな話題となりました。このお店が空堀の地に居を構えていた6年間、それがボウイの活動休止期間にほぼ重なるとはなんたる皮肉でありましょう。

せめてボウイがもう少し早く復活してくれてたら、このお店もどこかで話題となってやがてひとが集まり、歴史の幕を閉じるなんてことはなかったろうになどと考えてしまうのは外野の人間の甘い想いだけでしょうか。代わりになるべき空間がどこかに見つかればいいのですが、なかなかそうもいかず、あらためて「LOW」の存在感の大きさだけをかみしめているきょうこのごろです。
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