大阪のおばちゃんがいつもバッグにあめちゃんをしのばせていることは、何も最近に始まったことではなく、古典的習慣というか伝統芸というか、まあそのなんというか我々が子供のころから続いている民間伝承みたいなもの。お味のほうや包装形態はいろいろ変わってきたけれど、あめちゃんはおばちゃんをおばちゃんたらしめているアイテムの4番バッター。
そして私と同世代の女性たちもおばちゃんとよばれる年代だ。伝統はかたくなに守られるというか、しばし彼女たちのフトコロからあめちゃんがきっちり登場する。そして意地が悪いというかあめちゃんを出してきそうな女性とそうでない女性を勝手に心の中で分別している自分がいたりする。それでも先日まさかこのひとはという女性からあめちゃんをいただいたからビックリした。
しかし"あめちゃん≒おばちゃん”と若いころから聞かされていながらも、いつのまにかあめちゃんは彼女たちのバッグのなかにある。いつから?どういうきっかけで?意識的にあるいは無意識に?まさか神様がアンタはもうおばちゃんとジャッジしたとたんどこからかあめちゃんがやってきて勝手にバッグに入ってるとか?そんなSF的展開すら考えてしまう。
たぶん男性の側にも「あめちゃん」に相当するものがあるにちがいない。それはあくまでも加齢による見かけ的なものではなく、習慣的行動というかやはり因習的なものとして。それが何なのかいくら考えてもさっぱり思いつかないのは、すでにこちらがそれにドップリ浸かった世代のど真ん中にいて無意識にハマってしまっているからだろう。
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