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2012年09月22日12:45

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「ロック・オブ・エイジス」〜思いきり80’sアメリカン

舞台が1987年のL.A.ハリウッドですから、もうスクリーン全体がキラキラしてるわけですよ。いかにも80年代、CD時代夜明け前のあのまばゆい感覚。まあ人工的ってところまでいかないにしても、これは作りものですよと最初から念を押されたみたいな感じなんですね。当然ながらミュージカル最大のお約束事、出演者はところかまわずいきなり歌い始めるし…。

ヒットミュージカルの映画化「ロック・オブ・エイジス」、とにかくあのころのポップ/ハード/産業ロック寄り全米ヒット曲が満載。イントロが流れてきたただけで思わずニヤリとしてしまいます。いつのまにか身体がリズムを刻んでいるし。当然ながら歌詞がその場面にピッタリとハマっているし。ときおりマッシュアップ(というには稚拙だったけど)といういかにも80'sな手法使ってるし。

ストーリーは高校生でも思いつきそうな実にシンプルなもの、キャラクターそれぞれも非常にわかりやすく立っています。ロックスターを演じるトム・クルーズが自ら歌っていることが話題になっているけど、シンガーとしてはもうひとつ突き抜けてなかったような。それよりも彼の変態ナルシスト的怪演、そのなりきりぶりには思わず苦笑いしてしまいました。

ポール・ジアマッティとメアリー・J・ブライジが出ていたことは不覚ながらエンドロールを見るまでわからなかったけど、主役の若きふたりのいでたちや、ライブハウス運営コンビの下品なジョーク(とても字幕にはできないことをけっこう言ってたような気が)、そして場面転換のさいのくすぐりもすべてベタなアメリカン、80年代米ロック好きは必見の一本であります。


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