阿倍野の自宅近辺が一年で一番にぎわう昭和の日、「どっぷり、昭和町。」なるイベントに多くのマイミクのみなさんが詰めかけていたにもかかわらず、それを振り切って出かけたのは、同じ大阪下町でも阿倍野から遠く離れた天六界隈しかも路地裏ばかり。同世代の男性5人でディープな時間と空間を楽しんだおとといの夜でありました。
まずは隠れ家バー「WAQUA」。よく“民家を改造した”と形容されるバーやカフェはいまやたら多くありますが、ここはまさに民家そのもの、さっそくクツを脱いで玄関脇そしてこの夜は貸し切りの四畳半にお邪魔し、座布団の上にどっかと腰を落ち着け、テーブル狭しとならぶ大量のボトル類を間にはさみつつ開宴となったのであります。
お酒類は各自3〜4杯ずつ、アテや料理のほうはお腹いっぱいになるまでお店に全部おまかせして、途中まで参加した女性ひとりとお子様ひとりのぶんも含めて総計15000円いかないってんですから、たいしたものです。他人の家に上がりこんで呑む、みたいな感覚を酒の席として受け入れられるかたにとってこんな素敵な空間は他にないと思うのですが。
そして2軒目はプログレ・バー「STILL」。ここに来ることがなければ一生聴かなかっただろうジャズ風味スペイン発プログレバンドの音に耳を傾けながらも、会話のほうは音楽話にとどまらず、介護や少子化や医療の問題や独身主義の意味みたいな方向に流れ、やっぱり50がらみ男5人だとこうなるわなあと、心地いい夜気にあたりながらしみじみ思いつつ帰途についたのでした。
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