BS日本「こころの歌」で、吉田正やフランク永井作品が放送されました。まあフランク永井関係が放送されるたびこのブログで紹介してきましたが、今回も感じたこともあり書いています。
最初は◎「愛して愛して愛しちゃったのよ」(浜口庫之助作曲、和田弘とマヒナスターズ/田代美代子)。続いて〇「星降る街角」(敏いとうとハッピー&ブルー)です。今回の番組のテーマは、戦後復興の時期、都会にながれた甘くロマンチックな歌謡曲でした。3曲目に◦「有楽町で逢いましょう」が歌われました。吉田正作品が多数続きます。
紹介する曲名(全部ではありません)の頭に見づらい記号が付いているのは後で説明しますがご勘弁ください。
◦「哀愁の町に霧が降る」、◦「小樽の人よ」(鶴岡正義と東京ロマンチカ)。〇「伊勢佐木町ブルース」(鈴木庸一作曲)、〇「柳ヶ瀬ブルース」(美川憲一)、◦「夜霧よ今夜も有難う」(浜口庫之助作曲、石原裕次郎)、◦「港町涙町別れ町」(浜口庫之助作曲、石原裕次郎)、〇「おまえに」(フランク永井)、◎「誰よりも君を愛す」(松尾和子と和田弘とマヒナスターズ)。
フォレストは男女数人の本格的コーラスグループです。音楽学校で専門的に、本格的歌唱を学び、そこでも優秀な人材でなっています。純粋に流行歌として作られた楽譜、すなわち詞とメロディーを、そういった日本語の歌唱の方々が「歌って見せる」のがこの番組です。
フォレストをあげれば対照的なのは、流行歌そのものに特化したコーラスグループ、純烈、ベイビーブーがあげられます。相違は歴然です。声の出し方、歌唱法が違うのですね。
世界的に同じでしょうが、舞台劇での古くからの歌唱であるクラシック、オペラ、ミュージカルといった歌唱の流れに対して、日本では流行歌、ロックのような流れがあります。アカデミックと俗曲、上流と庶民といえば多少は語弊はありますが、厳然とした二つの大本流です。
もう20年も前になりますが、秋川雅史が「千の風になって」を歌い大変な話題になりました。本格的にクラシックの声楽を学んだカンツォーネ、テノール歌手が「千の風になって」を歌ったの聴いて驚いた人は多いはずです。
別の歴史をもつ歌唱のミックスが実現して成功した例でしょう。フォレストの歌謡曲の歌唱はミックスというかクロスの妙を見せようとしているわけです。これに対して純烈、ベイビーブーは、流行歌の発声で流行歌を歌うものです。純烈は他の多くの男性流行歌コーラスと同じように自分たちのオリジナルでのヒットを追求中。
ベイビーブーは流行歌のヒット曲のカバーが中心(と感じる)です。庶民的にはベイビーブーの歌唱がいちばんいいかな。
いつも言うことですが、流行歌は嗜好品ゆえに、いい悪い、好き嫌いが個人で大きく異なるために、ここでの意見はあくまでも私の私見です。
そもそも歌はソロと二人、三人、多数、それに男女別と混声とあります。途中でコーラスが重なると言うのもあります。作詞家と作曲家は特定の歌い手を念頭において、ベストな状態での完成状態を目指しています。
だから、フォレストが歌うにせよ、ベイビーブーがカバーで歌うと言う場合に、何でもかんでも「合う」とはかぎりません。当然カバーには新たな編曲で雰囲気をカバー歌手に合わせる場合があります。結果的に元歌とは別の異彩を放つ場合もあります。
フォレストの場合は、楽譜に忠実という前提を一貫して守っていて、ピアノ一本です。そのために、フォレスト色が付いています。ある意味では厳しい制限です。最初の曲名前の記号は私の感想です。
話はやや飛びます。先日ネットで異色のカバーを探していたら、思いがけないのを発見しました。
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