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2019年04月05日17:45

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「君恋し」の名称から連想した思わぬ商品のかずかず

 この拙い「フランク永井あれこれ」の記事をご覧いただき、以前からさまざまな面白い情報を寄せてくださるDさんからいただいたお話です。
 感謝をこめて紹介させていただきます。
 旅先でふと見つけたお土産「苺恋し」。嬉しくなって思わず写真を撮ったとのお知らせ。その後、思い起こせば似たようなものがもっとあった、ということで、調べてみたらこれだったと教えていただいたのが「きみ恋し」「黄身恋し」「麦恋し」。どうみても、フランク永井が歌った「君恋し」に刺激されて付けた名前だろうと。
 面白い! 先に知っていたのがお酒の「君恋し」。これは名もそのままだ。
 Dさんはフランク永井の歌に思いをよせておられて、昨年のフランク永井歌コンクールに参戦はなかったのだが、大崎市松山の会場に駆け付けているファン。
 【「君恋し」の存在が大きいということだと思います。なかなか曲名が60年過ぎても商品名で使われるのはすごいと思います。大変うれしくて職場仲間の間でも話題にしました。
 すっかり毎日の生活にフランク永井さんが存在しているようになりました。改めて、本当にフランク永井さんの存在やら、音楽の存在というのは素晴らしいと思います】と。
 ちなみに、この後に「大阪ぐらし」が関西の有名な菓子店から長らく発売されているということが分かった。しかし詳細は不明なのだが、それは現在発売が終わっているとのこと。残念である。

 ここで紹介した商品以外にも、きっともっとあるに違いない。ご存知のかたがおられたら、ぜひお知らせください。
 写真をみただけでも、こころのこもった作品で、いちど食してみたいと思えるもの。ご関心ある方はインターネットでも発売しているものなので、トライしてみたらいかがでしょう。

 フランク永井が歌った「君恋し」。最初にこの歌が歌われた昭和初期(1929=S4)からすでに90年経ったことになる。フランク永井が歌ったのが1961(S36)なので、それからでもおよそ60年も経つ。映画もあり、多くの歌手によるカバーもあって、それぞれにドラマをもっている。そして、今も歌われているばかりか、こうしたお土産やお菓子などで親しまれているというのは、嬉しいことであり、感服するばかり。
 佐々紅華のメロディーが優れていたのだろう。最初は彼が詞をつけていたのが歌われ、その後時雨音羽が三番までの詩を付け、レコード化された。戦後フランク永井が歌ったときは、よりジャズ風なリズムとテンポになり、詞もフランク永井のアイデアで2番まで+サビの繰り返しに変わっていった。
 カバーなのにフランク永井のオリジナルといっても、誰も認めてしまう現在の形になったのだが、それだけに完成度の高い「君恋し」ができたと言える。よく言われるように、当時恩師吉田正と組んで見事な編曲を作ってきた第一人者だった寺岡真三の職人技の結構でもあった。
 昭和初期の大ヒット作を、鮮やかに蘇らせた。この功績は他のカバーやリバイバル作品とは異なる魅力を付加したものだった。佐々紅華は、実はフランク永井の発売の直前(1961年1月)に亡くなった。日本レコード大賞の受賞に輝くのは直接みていないが、あちらでこの上なく喜んだことであろう。

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