この番組を楽しみました。朝テレビ番組欄を見てびっくりしました。NHKはテレビ放送開始100年を記念して、過去の紅白番組を何本か再放送しました。その一環で本年終りは1969年の第20回をカラーで放送するというのです。
早速に録画を入れました。そしていつもの朝のルーチンでメールのチェックをしてまたびっくり。いつも貴重なフランク永井情報を教えてくださるSさnからご指摘がありました。見逃すことなくちゃんと観ろよと言われた気がします。ほんとにありがたいことです。感謝いたします。
紅白歌合戦はテレビ放送が1953年第4回からおこなっており、1964年の第15回からすでにカラーで放送されています。音声録音についてはNHKは全部押さえているようなのですが、当時テレビ放送は放送用テープが高価であったために使い回ししていたために、局に残っていなく、後日視聴者に依頼して保存しているのを集めました。
長く司会をしていた宮田輝が家庭で8ミリなどで録画していたのが有名です。それらを駆使してもたしか現在所有している最初のものは1963年第14回です。カラーで放送した15回のは今でもありません。16回からのを所有していますが、今回放送の20回まではモノクロです。
ちなみに、私が所有しているフランク永井映像では「羽田発7時50分」を歌った第22回(1971年)がありません。NHKにはあるはずです。
そこで、NHKサイドでは、カラーで押さえていると思える1970年の第21回以降の映像の、ひとつ前の第20回を、力業でカラー化して今年の放送開始100年で再放送したものと思われます。
本日の放送はしっかり録画しながら鑑賞しました。やはりフランク永井の「君恋し」歌唱映像はいいですね。映像は全般にわたって解像度が甘い(規格のため)のはやむなしとして、さすがNHKと思わせました。おそらく見た視聴者は感動したでしょう。
私はまったく私的にですが、数年前に1937年に制作されたある映画を必要あってカラー化しました。他国のものなので日本語のキャプションも入れました。ほぼ半年はかかった経験があります。当時はまだAI利用で簡単にできるような環境はありませんでした。たいへんな苦労をした思いがあります。
NHKはご存知のように「映像の世紀」という番組で、映像が残っている初期のもののカラー化を取り組んできました。おそらく世界で一番の技術を誇っていたものです。だが、現在はAIによるカラー化技術が高度化し、特に「鮮明化」というつい最近までは想像だにできなかった技術が使えるようになりました。
余談ですが昔のモノクロ映画の最高傑作の一つでもある「ローマの休日」というのがあります。オードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペック主演映画です。ワイラー監督はカラーで撮影しなかったことを悔やんだというエピソードがあります。
後に世界的にカラー化技術が進んだときに、実際にカラー化して世に出したのですが、これは関心のわりには不人気で尻つぼみしました。映像は確かDVDが出たときにボーナス・トラックのような扱いででたと記憶しますが、不人気は相変わらずだったようです。モノクロ映像が見る人のイメージを極限まで活性化するのが勝利したものです、カラー化すれば情報量が膨大にあっていいと簡単に言えるものではないいい例ですね。
さて、NHKさん! 勢いと流れで、1971年第22回分を再放送してください。
ログインしてコメントを確認・投稿する