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2018年03月19日16:45

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「ちはやふる -結び-」〜まだまだ結んでくれるな

このシリーズをいつまでもみずみずしくさわやかなものにしているのは、物語を瑞沢高校かるた部員たちの活躍だけに集約しているからかも。いわゆる“大人”はかるたの師匠(國村隼)と顧問の先生(松田美由紀)だけ。それぞれの家族とのかかわりなどを描いて泣かせの方向にもっていくという、よくありがちなサイドストーリーをいっさい排除しているからかもしれない。

とりあえずはこの三作目にて完結。なので中盤はやや回顧ムードに流れちょっとユルめ。そこを救うのは、第二作ではやや控え目だった百人一首に関するウンチクが少しばかり復活。当然ながら奏(上白石萌音)の出番、「いにしえのひとたちが三十一文字にこめた思いを、千年後のいま我々がかみしめている」などと聞くと、和歌というのは人類史に残る文化だなと思ったりする。

息づまるクライマックスシーン。我々が思っているよりずっと奥深い競技かるたの戦術、そして最終局面に残った二枚のかるたに書かれた和歌がもつ歴史的背景、ああ、もっと深くこの世界を知っていたらこの感動はより強くなったのにと思う一方、もし競技かるたに詳しいひとがこの場面を見たら、おそらくツッコミどころ満載の甘々展開と苦笑するかもなんてことも思った。

今回から登場した数名のキャラをこのまま終わらせてしまうのはもったいないし、なんと言っても第一作での一瞬の眼差しに魅せられた詩暢(松岡茉優)の使われかたはこのままでは消化不良。もうセーラー服にムリがあるなんてことを気にしなくていいのだから、ぜひ主人公千早(広瀬すず)VS詩暢の「かるたクイーン対決」スピンオフを今後に熱望する次第です。
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