大関はたんなる通過点、横綱もすぐ目の前。日本人大関3力士はすでに見下されている感じだし、白鵬とはもはや互角の戦い、日馬富士とは同部屋で当たらない。むしろこの2場所全休していた相撲のうまい鶴竜が出場していたら、彼の前に立ちはだかってこんなにスンナリ初優勝なんてことにならなかったのでは、などと思う。
ともあれ初優勝そして大関昇進おめでとう照ノ富士。長い大相撲の歴史で101人目の優勝力士だとか(それこそ鶴竜がちょうど100人目だったんだ)。そして平成生まれ初の優勝力士だと。そういえば師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は平成初の横綱、こうやって因縁めいたことを結びつけて無邪気に喜んでしまうのが大相撲ファンなのです。
彼の魅力はやっぱりあのスケールの大きい取り口。それは相手をねじふせて勝った相撲より、むしろ平幕に苦杯をなめた相撲を見るとよくわかる。大ざっぱというか雑というか力まかせというか。このへんがきっちり整備されてきたらどれほど強くなるんだろうと。そして愛すべきお茶目なキャラもこれまた魅力。看板力士になってもいまのままでいてくれるだろうか。
大関昇進レースを競馬にたとえると、本命逸ノ城だ対抗遠藤だと言ってるうちに、思わぬダークホースが大外から急襲してきて最後の直線で一気に抜き去り、先頭でゴールを駆けぬけた感じかな。まあこの本命対抗ふたりも今場所は後半に持ち直してちょっぴり意地を見せたけど。どちらにしても大相撲新時代の幕開けはすぐそこまできております。
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