BS朝日の人気歌謡番組。10月26日㈯では「名曲セレクション…ムード歌謡&石原詢子お宝プレイバック」が放送された。ムード歌謡とあるからには、見逃せないとおもい鑑賞させていただきました。
フランク永井に関係する歌が必ず紹介されるだろうと思ったからです。ムード歌謡をうたっておきながら、フランク永井が出なければ、サギではないかなどと思っていたわけです。番組のムード歌謡がらみでは、ざっくりとムードコーラスとデュエットに関するものが選曲されていたと感じました。
この番組は最近にメイン司会が吉幾三に変わりました。吉幾三はダジャレと悪態口をポンポン出して、まぁそれが見る人には魅力なのでしょうけど、いかがなものでしょうか。吉幾三の歌は好きです。
さて、そのデュエット・コーナーでは、山本譲二と大月みやこが歌う「東京ナイト・クラブ」が紹介されたわけですが、題名にお宝プレイバックとあるように、これは過去に放送(2011年)された映像です。吉田正へのトリビュート・コーナーで歌われたものです。
鼻にかかった大月の歌と低音味のある山本の歌で、なかなか見れない取り合わせですが、この歌のカバーとしては、レコードまでできる質までは届きませんが、良かったと思います。
大月は声質は別にしてしっかりとした音程を押さえて歌う歌手です。一方の山本は、彼にあった曲なら味が出ていいのですが、合わない歌はダメですかね。もっともそれはすべての歌手に言えることですが。「みちのくひとり旅」は大ヒット作品ですが、これは完全はまり曲です。これ一度聴けば、さびどころは、耳に焼き付いて、頭の中で、何度もループしたのを覚えています。
「東京ナイト・クラブ」は、「君恋し」「有楽町で逢いましょう」と並んで、フランク永井のカバーの多い歌です。手元には40組以上50組近いデータがあります。その中でこれは、というのを探し見てているのですが、レコードにしていいレベルのものというはやはり少なく、あえてOKなのは「石原裕次郎と八代亜紀」ですね。実際にレコードになっていますけど。
フランク永井自身が松尾和子以外の歌手と歌ったという、貴重な映像もあります。1977年八代亜紀、1982年島倉千代子、1983年生田悦子、1984年青江三奈です。
裕次郎はたんたんと歌っていますが、その歌い方のラフさかげんが、彼の魅力なわけだから、これでいいんでしょうね。フランク永井と松尾和子のデュエットは、ともかくゴールデン・デュエットということばをほしいままにしたように、昭和歌謡で圧倒的なレベルを誇るものだと思っています。女性を一歩下がって男性が引き立てる。決して前に出ない。この押さえ方はフランク永井の見事さです。
なお、「東京ナイト・クラブ」が発売されたのは1959年。翌年1960年には松竹からカラー映画として同名で公開されています。この映画はその後の放送がなく、観たいのですがなかなか気を持たせます。松尾との歌唱箇所だけの映像は近年観ることができて感動した覚えがあります。
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