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2024年08月20日11:08

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追悼! 高石ともや ご冥福をお祈りいたします

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「文四郎日記〜フランク永井あれこれ」下記でもご覧いただけます
https://bunshiro2014.blog.fc2.com/
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 「受験生ブルース」の高石ともやがお亡くなりになりました。こころからご冥福をお祈り申し上げます。
 同日にフランスの俳優アラン・ドロンの訃報もでました。お二人とも青春の一時期にたいへんな記憶を残しました。高石ともやは、私が上京してきてしばらくしたころに社会現象になったフォークソング。そして、何より米国のベトナム戦争反対の世界的な声に連動して、日本でも大きな波が起こりました。
 70年大きな学生運動の盛り上がりです。首都東京では新宿、渋谷といった繁華街で連日デモと集会が行われていました。中でも通勤途中の新宿駅西口では反戦フォーク集会が開かれていて参加したのを覚えています。
 そうした時期に映画会ではアラン・ドロンも活躍していました。「太陽がいっぱい」は代表的な作品ですが、他にも次々と主演映画は公開されていた時期です。当時はテレビ大繁盛の前で、映画は大きな娯楽の中心的ひとつでした。米国の西部劇とともによく観ました。
 今考えれば「煙草と拳銃」「ギャングとインデアン」「騎兵隊と保安官」…で、非日常な社会を描いています。まぁ、エンターテインメント自身が非日常ともいえますが、表現テーマは時代とともに変化していくのを感じます。
 当時はそうした感慨もなく、大いに楽しんだものです。米国への膨大な移民が次つぎと原住民を抹殺していく。はっきり言ってしまえば、ジェノサイドの歴史ですが、する側が「正義」であるかのように異常に美化されて、観衆は映画館から出ると保安官や騎兵隊に感情移入されて英雄になったような気分になったのを覚えています。本来的にあってはならない人を虫けらのように殺しまくる行為への批判的な心情が、湧かなかったのを今は恥じてます。
 ギャング映画でも同じような例が見られます。やくざ映画を観て観衆の多くが、主人公の高倉健や鶴田浩二になったような気分になったのと同じです。まぁ、映像の人の心の動きに与える影響は大きく、注意が必要だなという私的な思いです。
 フォークの話に戻ります。日本の大衆文化でもある流行歌は花盛りでした。フランク永井の都会派ムード歌謡の高まりも大変な時期でした。反戦運動の盛り上がりというのは、既成の社会や文化への否定という現象の盛り上がりを伴い、流行歌、歌謡曲の流れへの反発といった現象が起こりました。
 大きなレコード会社、著名な作詞家、作曲家の流れへの抵抗・反発から、独立系のフォーム、ニューミュージック、グループ・サウンズ、ロック、パンク…というのが乱立しました。これらのジャンルは今日まで継続されていて、現在でも多くの入れ込んだファン層がそれぞれの業界を守っています。
 多くは自作自演、シングソング・ライターは、個性的な自分の感情を率直に曲にして表現するという流れです。高石ともや、岡林信康、高田渡、ザ・フォーク・クルセダーズと関西中心のエンターテナーが印象的でした。「ボクは悲しい受験生…」、受験にまつわる悲哀、反戦への素朴な感情、あるいは規制社会からの逃避といった訴えが、特に印象的な表現力のある歌は一気にファンを得ました。
 戦後の流行歌、歌謡曲に対して、別の道を模索した当時の方々も皆、高年齢化し亡くなる方もでてきましたが、生涯一貫して志を貫いた姿に敬意を表します。
 フランク永井は1969年に「昭和44年度芸術祭参加作品」としてアルバム「旅情」を発売しました。フランク永井の従来の流れとはやや異なり、全体を西欧に派遣された新聞記者に例えて、家庭や愛人との関係を情緒的に歌い上げる傑作です。歌唱もミュージカルの歌手のような堂々としたものです。当時人気のコンビであった橋本淳と筒美京平が全編を作り上げています。
 残念ながらこの盤はたいへん珍しいものになっていて入手困難です。不思議に数もそう多く出なかったようです。ただ、youtubeでファンがアップされていますので、楽しむことができます。ご興味のある方はぜひともお聴きになってみてください。
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