長いあいだ授賞式中継を見ることがなかった日本アカデミー賞。いつのまにか47年の歴史を重ねていた。そしてことしはひさしぶりにテレビの前でどっぷり楽しもうかと思っている。その理由は何をおいても優秀作品賞に選ばれた2023年度の5本、それぞれ個性的でいまの日本映画を体現した魅力に満ちているから。その5本とは・・・。
・怪物
・ゴジラ -1.0
・こんにちは、母さん
・福田村事件
・PERFECT DAYS
ことしの初めに自分が選んだ「2023年の10本 日本映画」のトップ3がすべて選ばれていて、さらに次点5本をふくむ15本まで範囲をひろげると5本すべてがふくまれていた。こんなことはまちがいなく初めて、過去をさかのぼると自身のベストテンと重なるのはせいぜい1〜2作品、まったく重ならなかった年もけっこうあり。
特記したいのは「こんにちは、母さん」。かねてから噂になっている”吉永小百合枠”と”山田洋次枠”の合わせ技選出と言ってしまえばそれまでだけど、松竹映画ならではの人情の機微、観終わったあとのなんとも言えないじみじみ感は、いまや日本映画において貴重な存在ではという思いから、私は次点つまりベスト15内に選んだということ。
「君たちはどう生きるか」もきっちり優秀アニメーション作品賞(この5本、3本しか観てないけどそれぞれ秀逸)に選ばれていて、日本時間の週明けに発表となる本家オスカーと日本アカデミー賞優秀作品いくつかがリンクしていることがこのうえなく嬉しく、それにしても昨年の日本映画は豊穣だったなあとあらためて思っている次第です。
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