旧・大阪市中央体育館でのライブはまったくの初体験。9年前にボストン35年ぶりのライブへ行く予定も、開演1時間前にやむを得ない事情によって不覚にも断念。ボストンの借りをTOTOで返すとは70年代末期アメリカンロック覇権争いの様相か。いっぽうTOTOのライブ体験は1996年ロンドン・アストリア劇場以来27年ぶり。
よく聴いたのはデビューから「IV」あたりまで、つまりジョセフ・ウィリアムズ(Vo)さえ”あとから入った人”という印象があるこちらにとっては、どことなく彼らは”スティーヴ・ルカサー・バンド”に映るも、場内熱狂ベスト3「ホールド・ザ・ライン」「ロザーナ」「アフリカ」に圧倒されるとそんなことはどうでもよくなってくる。
各時代まんべんなく網羅。「99」や「St.ジョージ&ザ・ドラゴン」が聴けなかったのは残念だったが、そのぶん「愛する君に(I'll Supply the Night)」の、美しいハーモニーで始まるイントロからダイナミックなアウトロまでじっくりと味わえ感激。AORからハードロック、プログレやフュージョン的な展開まで実に幅広い彼らの音楽性。
18度目の来日とあってルカサーは慣れたもの、MCも明瞭な英語に終始。お父上譲りの天分か流麗なメロディを歌いこなすジョセフとのアンサンブルも完璧。アンコールは「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・フロム・マイ・フレンズ」(J・コッカーVer)1曲、来場者の年齢層をおもんばかってか1時間45分にまとめた濃密なステージでした。
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