仙台・国分町にやたらとある牛たんのお店。せっかくだから大阪でも味わえる有名チェーンよりは、この街にしかない個人のお店に行きたい。ここは地元民に訊くべきとお茶がてら商店街沿いの老舗喫茶「エビアン」に飛びこむ。「はいはい、お客さんのおっしゃりたいことはよくわかります」マスターはとても気さくなひとだった。
そして牛たんの始祖はここ、まずはこのお店に行くべきと勧められたのが「旨味 太助」、「東京や大阪に進出しているのはほとんどこのお店の亜流、いわば牛たん第2世代です」と世代論に発展「最近は第3世代が出現、Rさんなんかは大阪のあべのハルカスにまで進出して…」思わず私は「すいません、その麓から来たんです」
いろいろと話は盛り上がり、帰りぎわにはわざわざ外まで出てきて案内してくれた。この「エビアン」、アイスコーヒーの値段はすぐお隣ドトールの3倍強、ただこういう地元情報と楽しいひとときはプライスレス、これこそが旅の醍醐味だ。マスターにお礼を言って歩くこと2分、裏通りにあるこぢんまりしたお店「旨味 太助」へ。
さすがにお昼時は行列、関西弁で喋る阪神ファンもきっちり並んでいた。定食メニューではもっとも少量の“4切れ”をオーダーするもけっこうなボリューム。盛り付けはややラフだったが味付けは絶品。けっして柔らかいというわけでもなく、そこには程よい歯ごたえが。肉塊がどっぷり入ったテールスープも美味の1900円でありました。
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