たまたまだけど「パリタクシー」「ノートルダム 炎の大聖堂」「午前4時にパリの夜は明ける」さらに今作と、直近鑑賞海外4作品すべてフランス映画。そして春先の「すべてうまくいきますように」ソフィー・マルソーから、シャルロット・ゲンスブール、エマニュエル・べアールと、かってのヒロインたちとのひさびさの再会。
いっぽう今回の主演レア・セドゥはまさにイマが旬の仏女優。ただしここでの彼女は過去のハリウッド大作いくつかで魅せた個性的女性ではなく、生活感にあふれるシングルマザーのサンドラ。8歳のひとり娘リン、介護施設を移り歩く父親ゲオルグ、再会し恋仲となるクレマン、三者のあいだを行き来する彼女の感情の揺れが観どころ。
ずっと小悪魔的なキャラだったレア・セドゥ、こういう役柄もできるようになったのか、これからがますます楽しみというのが第一印象。個人的には介護施設のありようが、自分の父親の状況と比較してばかりで興味深く、ついでに言えばかって何度となくお邪魔したパリ市内のラーメン屋がすっかりキレイになって登場したのでビックリ。
物語的には上記「午前4時に…」同様、大きな波乱が待っているわけでもなく、たいしたことは何も起こらない。そう、あるひとつのシーン、ひとつのセリフから味わいを感じとるのがフランス映画の魅力。英題は原題直訳「One Fine Morning」、ただ邦題もけっして悪くないなとエンドロールが流れたときしみじみ感じました。
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