日本代表が初出場を果たした1998年ワールドカップフランス大会。直後の欧州出張では行く先々で「日本はいいチームだった」という言葉を聞かされた。イギリス人からもドイツ人からもフランス人からもスペイン人からも。たしか6月の大会で出張は7月、まだまだ生々しい話題かつサッカーは世界の共通言語ということだ。
そしてふだんからサッカーをしゃべらせると止まるところを知らない国民性の持ち主、イタリア人からは「最後に勝つのは1チームだけだ、31チームが負けるんだ。問題はいいチームかそうでないかだ」などとツバを飛ばしながら言われた。どちらにしても初めのうちは日本代表が世界の舞台で認められたかのようでいい気分だった。
ところがどこへ行ってもこのフレーズを聞かされるので、「はは〜ん、この“いいチームだった”というのは、W杯初出場国にたいする、全世界的なお決まりの社交辞令的フレーズではないのだろうか」などと思うようになった。そして世間でよく「あのひとは”いい人”」という時と同じようなニュアンスが込められているようにも感じた。
…などということを、このmixi日記に書いたのが98年から12年後、2010年南アフリカ大会が始まる直前。さらにそこから同じ年月を経たいまこのとき、もしこのあと欧州各国を訪れるようなことがあれば、こんどは行く先々でどんな言葉をかけられるのだろうか、とりわけドイツ人とスペイン人からは…などと考えるきょうこのごろです。
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