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2022年11月27日18:30

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来年に向けて、ささやかな光明

予期せぬ結末、大相撲九州場所は28年ぶり巴戦の末、前頭9枚目の阿炎が初優勝。それにしても”○年ぶり”がやたら多かった今場所。年間6場所すべて別力士の優勝、これは31年ぶり。さらに3場所連続平幕優勝は優勝制度が始まって以来初めて、それ以前にさかのぼると明治21年以来とか。ついでに照強31年ぶりの15戦全敗もあり。

そして来場所は1横綱1大関、こちらは明治31年以来125年ぶりとか。この状況が意味するのは関脇・小結にやたらと力士があふれる、つまり大関に定着できる力量のある存在はほとんどおらず、その手前で多くの力士が”滞留”するという現象。昨今の混戦模様ここに極まれり、もはや番付は意味を成さないリセット状況ということか。

それでも来るべき年に向けて見いだしたいのはささやかな光明。巴戦出場の3力士には失礼ながら、終盤で王鵬と豊昇龍がトップ併走、相星で対戦したときに感じたのは新時代の暁光。大鵬の孫と朝青龍の甥、しかも同期入門同学年の若いふたりが優勝を賭けてぶつかり合うなんて、これほど大相撲好きが夢とロマンを感じることはない。

関脇・小結に実力者が多数と書いたけど、真の強者はここらあたりをあっさりとブレイクスルーしてしまうのかも。新入幕から10勝・10勝・9勝ときた錦富士や弟・若隆景よりも安定感ある若元春あたりがいきなり大化けしそうな予感もある来年の角界模様、ちょっとは光が見えてきたかなと感じつつ、令和四年の大相撲もこれにて千秋楽。
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