ジョン・べルーシの訃報にふれたのは、プリテンダーズのライブ、クリッシー・ハインドのMCにて。彼女の口から唐突に彼の名前、あれ何でまたと思うまもなく彼女は悲しげな顔…。わずか33年という短い人生を駆け抜けた天才コメディアンの記録、監督はビリー・アイリッシュ長尺ドキュメンタリーを制作したR・J・カトラー。
圧倒的な量のアーカイブ画像と映像。ジョンと人生をともにした妻ジュディス・べルーシの協力がなければここまでのボリュームは実現しなかったはず。なのでドキュメンタリー作品の定番というべき、関係者へのインタビューを捉えたカットはいっさいなし。ダン・エイクロイドやチェビー・チェイスの発言もすべて音声のみということ。
やっぱり人気テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」から映画「アニマル・ハウス」そして「ブルース・ブラザーズ」ライブ&映画へと続くあたりには、ワクワクして思わず身を乗り出してしまった。笑いの質は明らかに違うし、間接的となるかもしれないけど、当時の日本のお笑い〜タモリやひょうきん族一派〜への影響も強く感じた。
それにしても33歳での夭折とはあまりにも若すぎる。コメディとは正面から向き合いながら、過度の薬物摂取からも逃れることのできなかった人生。もし存命していたら年明けの1月24日でまだ73歳、映画・テレビ・音楽、ひょっとしたら舞台や著作…世界のエンタメ界にどれだけのバカバカしい笑いを残しただろう、残念至極です。
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