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2021年03月08日14:45

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雑誌の中の60年代@神戸文学館

展覧会というほど大げさなものではなく、ちょっとしたコーナー企画みたいなものだった。日本人の生活様式が大きく変化した1960年代、雑誌の世界も様変わり、ここでは「MEN’S CLUB」「暮らしの手帖」「装苑」の各バックナンバーをメインに展示、場所柄のせいか「平凡パンチ」はわずか、「少年マガジン」はなかったような。

そして場所柄といえばおしゃれで名高い神戸の街、ファッション雑誌の展示にからめて過去この地を舞台にした文学作品からいくつかのフレーズを引用、となるとここはやはり村上春樹の独壇場、アイビールック全盛時代に三宮センター街のVANのお店に通った思い出を綴った、エッセイからの一文が展示のそこかしこに掲げてあった。

そしてこの神戸文学館の建物は、もともと関西学院のチャペルだったと今回初めて知った。さらにこの王子公園一帯はかって関西学院の本拠地、のちのちいまの西宮市上ヶ原に引っ越したなどと、いまごろになって知るのだから情けない卒業生だ。そういえば在学中は一度もチャペルに訪れたことがないということまで思い出してしまった。

たしか1限目と2限目の間に「チャペルアワー」という時間があったが、その小一時間はたいてい喫茶タイムにしていた。なので私が初めて母校のチャペルを訪れたのは、10年ほど前ひさびさに学園祭にお邪魔し、ゴスペル同好会のライブを冷やかしたときか…と、古びた校舎のような懐かしい匂いにつつまれながらしみじみとしてしまった。

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