…といっても吉野家の鰻重・一枚盛、税込850円。ことしの土用の丑の日はまさに土曜日、この週末27日。ボジョレー・ヌーヴォ―みたいにこの日から新物の鰻が解禁されるってわけでもないだろうし、混みあう丑の日にいただくというのも何だかせわしない。ようやく本格的な夏の匂いがしてきたここ数日、食べたいときに食べておこうということで。
肝心のお味のほう、牛丼屋が競って鰻を提供しはじめたころのことを思えば、けっこうハイクオリティ。鰻の柔らかさもタレのノリ具合も文句なし。ただご飯の量が少ないのが物足らない。そういえば昨年も「くら寿司」の鰻丼でしのいだな。いえいえけっしてケチっているわけではございません。日々なかなか本格的な鰻を食する状況にならないということで。
本格的な鰻の思い出といえば、もう何度も書いているけど、かっての会社の北隣にあった銘店・道修町の「現長」。20年前で鰻丼1900円だったか、接待その他けっこうお世話になりました。お店の造りが典型的な日本家屋だったので海外からのお客の好奇心を満たすにも大きく貢献。そして我々親子2代でお世話になったお店でもあります。
すぐ近くにある大阪ガスのOLだった母親が、ボーナスが出たとき自分へのごほうび(←当時こんな言いかたしなかったけど)に思いきって同僚たちと飛びこんでいたお店。昭和30年代前半で鰻丼370円だったとか。ただそのお値段うんぬんよりも、当時のOLがぜいたくな外食をするということ自体に勇気が必要だったのかも。本格的な鰻といえばいつも思い出す話です。
ログインしてコメントを確認・投稿する