父親がケータイを紛失した。5年前にムリヤリ持たせたガラケー、しばらくほったらかしのままだったけど、母親が亡くなり父ひとりとなったとたん使わざるをえない状況が生じた。当初はひらがなオンリーだったメール文面にも、このごろようやく漢字が混じるようになったものの、「またメールよろしく」が「再電願えれば幸甚」と昭和戦前の文語調になってしまうからやっかいだ。
消えてなくなるものではないから、心当たりのある場所をもっと探してくれと思うのだが、このさい新しい機種を買いたいと父親は言いだした。auショップ北野田店を訪ねて巨人の杉内コーチに似たM田さんにいろいろ訊くと、父親のジャッジはあながち間違いではないとわかった。失くしたものをすぐあきらめ、新しいものを欲しがる習性の是非はともかくとして。
もともと父親が持っていたガラケーは、電波帯の都合であと2年でまったく使えなくなる機種。なのでauからは代替え商品の提案にお得なクーポン付きのキャンペーン案内が再三送られてきていた。そのクーポンを使い、さらにオプションのサポート(紛失時の保険)を利用して後継機種に買いかえると、月々の支払い目安が以前よりグッと安くなることがわかった。
ガラケーましてかんたんケータイに選択の余地なし。auのカタログを見てもほとんど窓際族的存在の終末模様だったし。あと関係ない話だけど、M田さんはウチから歩いて数分のところにお住まいとわかり、会話は盛り上がったのだが、そういえばガラケー時代にお世話になったウチの近くのauショップ昭和町店のN口さんは北野田にお住まいだったなと、ヘンな奇遇に気がついた。
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