このルーフトップのライブ演奏からきのうでちょうど50年とか。このアップル・コアのビルがあるのはロンドンのどまんなか、サヴィル・ロウ3番地。そう、後付けという説もあるけれど“背広”の語源となったといわれる高級紳士服店(仕立て屋)が集まる通り。取引先がいくつかあったということで、私にとってはかってのロンドン出張時における“通勤路”みたいなもの。
なのでいわゆる“ビートルズ名所めぐりin London”のようなオプショナルツアーの団体はしょっちゅう目撃。日本人ばかりの集団も多かったような。このビルの前にくるとみな立ち止まり、ガイドが解説しているあいだじゅうそろって屋上あたりを見上げるすがたはすっかりおなじみ、お向かいのお店はなんだったか忘れたけど、いまから思えばけっこう迷惑だったのでは。
50年前のウチの会社のロンドン駐在員は後々私の直属の部長となるO林さん。当時もこの通りを日々行き来していたはず。ビートルズにはまったく興味がなく、典型的な江戸っ子気質のO林さんのこと「でっけえ音出しやがって、うるせぇ!騒ぐんじゃねえ!」と、もしこのゲリラライブに出くわしたらまちがいなくそうボヤいていただろうと、音楽好き社員同士で言い合ったものです。
まあ本来は地味で静かな街路。パリやミラノにあるブランドショップ通りを想像して訪れると、まちがいなく拍子抜けする空間であります。そういえばたぶんこの日に合わせたのだろうけど、未公開映像で構成された新たなビートルズ映画の製作が発表されたみたいで。このところ“クイーン・バブル”に押されっぱなしだった“英国の象徴”巻き返しというところですね。
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